角川文庫<br> 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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角川文庫
金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

  • 著者名:横溝正史
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2012/05発売)
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  • ISBN:9784041304082

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内容説明

江戸時代からの宿場本陣の旧家、一柳家。その婚礼の夜に響き渡った、ただならぬ人の悲鳴と琴の音。離れ座敷では新郎新婦が血まみれになって、惨殺されていた。枕元には、家宝の名琴と三本指の血痕のついた金屏風が残され、一面に降り積もった雪は、離れ座敷を完全な密室にしていた……。アメリカから帰国した金田一耕助の、初登場作品となる表題作ほか、「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」の二編を収録。

カバーイラスト/杉本一文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

274
金田一初登場作品である「本陣」には、探偵小説界をふりかえった記述が多く、名作へのオマージュのようだ。ここ数日読んだ作品はすべて戦後に書かれ、地方の旧家の因習や封建的要素、社会の古い面を告発しているようにも読める。金田一を登場させるための設定がよかった。日記について書かれた内容は、作者が編集長だった出版社での経験を思わせる。「黒猫亭事件」は「本陣」に負けないすごい作品。冒頭の章がまるで読者への挑戦だし、何より金田一が作者に会いに行くというシーンが、虚実のあわいを行くおもしろさ。トリックと謎解きが優秀すぎ。2020/04/24

夜間飛行

243
トリックはまともに考えても解けないし、動機は特殊な感情から出たもの。つまり現代から見ると骨董扱いされても仕方ない…はずなのに、なお燦然たる輝きを失っていない。一つには本格ミステリ黎明期の作品であり、あらゆる可能性が詰まっているからだろう。しかしそれだけではない。この作品で重要な意味を持つ「家」中心の価値観は私の親世代にもまだ残っており、それが家の内外から崩れていく感覚は私にも実感できるのだ。旧家の暗がりにロジカルな空間を作りあげたこの作品は、戦後74年を経た今もなお古い日本への挽歌として心に響くのだろう。2019/01/27

nobby

195
金田一耕助初登場作品にて横溝正史初読み。そのキャラや雰囲気はほぼ映像からのイメージだが、相乗効果あっての不気味さを楽しめる。機械的トリックが特徴な『本陣殺人事件』だが、案外コンパクトな描写に驚く。これは可能かの検証含め実現映像で見たい(笑)それにとどまらず、人物設定や琴へのこだわりなど伏線も細かく堪能できた。残り2編『車井戸はなぜ軋る』『黒猫亭事件』も男女や名家ならではの妬み恨みを、一癖ありながら二転三転させられ面白い。どれも金田一がそれほど主役っぽくないのが意外!2017/04/16

🐾Yoko Omoto🐾

165
再読。東西ミステリーベスト100第10位。帯の惹句「半世紀を経てもなお彼を越える作家はいない」に偽りなく、本作は戦後初の本格推理小説であり、雪の密室トリックをメイントリックに据えた作品でもある。因習めいた舞台装置、曰くありげな登場人物、奇怪な殺人事件という完璧な道具立てに日本家屋ならではの物理トリックと心理トリックが神配合された傑作。同時収録「黒猫亭事件」の顔のない屍体トリックの秀逸さは言わずもがなだが、今回改めて「車井戸はなぜ軋る」の第三者視点の語りから紡がれる物悲しい真相に瞠目した。傑作揃いの1冊。2014/05/19

takaC

118
何度目かの再読。手当たり次第に古今東西のミステリーを濫読した十代の頃にこの小説を読まなければ、"綾辻以降"の"新本格"にドップリ嵌まることはなかっただろう運命の一作。2012/09/29

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