内容説明
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教――。何が同じで、何が違うのか?
世界を取り巻く様々な「争いの要因」と言われるユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三大一神教。しかし、本当にそうなのか。本書は、3つの宗教における「聖典」「思想」「人物」の基礎知識を選りすぐり、「つながり」の視点でこの上なく分かりやすく解説する。旧約聖書・新約聖書・クルアーン、それぞれの聖典にはどのような共通点があり、その思想にはどんな特徴があるのか。「アブラハム」「イエス・キリスト」を軸に聖典を比較してみると浮かび上がる各宗教の固有性とは。本格的かつ平易な解説で知られる東大教授による、2時間で読める集中講義。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきらぱ
24
「2時間で読める教養の入り口」とあり、実際かなりわかりやすく解説されているのだが3週間くらいかかって読みました。少しずつ読んだのですが書かれていることが知らないことばかりで驚きを受けるのも楽しかった。一神教は相互に対立するのか?の第四章が難しかったのですが一番面白かった。2025/06/24
takakomama
7
図解もあって、わかりやすいです。同じ聖典を共有していても、読み方が共通する部分と、そうでない部分があります。100%正しい宗教は無いだろうし、それぞれに譲れない部分があっても、信仰を持つからこそ相手の信仰も尊重できると思います。大学の社会人講座で「中東の宗教と歴史」を学んだので、個人的にタイムリーでした。2025/06/22
ちり
1
“九・一一以降、イスラム教対西欧キリスト教世界といった、「文明の衝突」を強調する図式がさまざまな文脈で登場しました。こうした二項対立的な図式は、対立を客観的に捉えるものではないのみならず、その対立を助長させる危険な単純化/世界にはイスラム教やキリスト教以外にも多様な宗教があります。また、イスラム教のなかにも、キリスト教のなかにも、単純には図式化できない多様性があります。加えて、イスラム教文明とキリスト教文明が相互の影響を与え合いながら、それぞれの宗教の内部におけるさまざまなヴァリエーションを作ってきた”2025/08/14
さいぞー
1
世界でも勢力の大きい一神教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム教のそれぞれの聖典である旧約聖書、新約聖書、クルアーンの記載内容を主題材として、それぞれの宗教がどういう解釈・信仰するのかを論じた本。 本文の分量が多すぎず、また内容も理解しやすいため、それぞれの宗教に深入りして学ぶ前に読んでおくと理解が捗る。2025/05/25
人間
1
繋がりがあったことを初めて知りました2025/05/02
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