NHK出版 学びのきほん<br> はみだしの人類学 ともに生きる方法

個数:1
紙書籍版価格
¥737
  • 電子書籍
  • Reader

NHK出版 学びのきほん
はみだしの人類学 ともに生きる方法

  • 著者名:松村圭一郎
  • 価格 ¥499(本体¥454)
  • NHK出版(2020/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784144072543

ファイル: /

内容説明

そもそも人類学とは、どんな学問なのか。「わたし」を起点に考える「つながり方」とは何か? 「直線の生き方と曲線の生き方」「共感と共鳴のつながり」……。「違い」を乗りこえて生きやすくなるために。「人類学のきほん」をもとに編み出した、これからの時代にこそ必要な「知の技法」のすすめ。

第1章 「つながり」と「はみだし」
第2章 「わたし」がひらく
第3章 ほんとうの「わたし」とは?
第4章 差異とともに生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

85
学びのきほんシリーズ。丁寧に理論を積み上げており、人類学というとっつきにくい学問も身近に感じる。「わたし」とはそもそも何か?「人間は社会的動物である」という点でつながりには他者の存在が不可欠で、他者により自分との境界を意識する。しかし異文化を研究するにはわたしを開いておく必要があると説く。差異を強調して輪郭を強化するつながりより、輪郭が溶けだすようなつながり、はみだすような動きが重要だと。効率的な直線の線のようではなく、フリーハンドの線のような生き方にこそ生命の動きを感じられる、ということに共感します。2020/07/01

えみ

43
人類学という存在は知っているけれど、それがどういったものなのか、わたしたちとどんな関わりがあるのか、何も知らない。しかし無知だからこその人類学という枠に囚われない可能性の響きにわくわくし、何か途轍もなく生きることに重要な意味あることのような気がして手にとってみた。先ずは予想は大きく外れていなかったことにチョトだけ嬉しくなる。「わたし」が他者との境界をはさみながらも「わたし」のままでいられるためにわたしたちという複数の視点で物事をみる。そして繋がる。単純なようで複雑な観点は奥深い思考のブラックホールだった。2025/10/01

兵士O

36
【俺はあいつとは違う】相手と自分の間に明確な線引きをして、相手を貶めることによって自分を正当化する働き。例えばワーワー支離滅裂なことを話す相手に対して、その言葉尻から判断してこいつは明らかに頭がおかしい、俺とは違う異常者だと割り切ること【俺はあいつと同じ】相手に自分と同じ共通点を見出して、相手に共感したり、相手の立場に立って物事を考える働き。例えばワーワー支離滅裂なことを話す相手に対して、その文脈の中に自分と同じ寂しさ、孤独感を察して俺だって追い詰められたらこういうこと言うな……と共感すること。僕も同感!2025/12/31

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

34
2024年1冊目によい本を読んだ。薄くて字も大きく、平易に書いてあるので読みやすいけれど、内容は深い。ある個人と別の個人が対等だという個人の確立は近代のこと。個人主義にもとづくモノゴトの捉え方からは、自己責任という考えが生じる。しかし、この捉え方は時に矛盾と問題を生み出す。個人というのは他社との関係のなかから生まれるものであり、他社によって自分自身も異なる。これは海外に行ったときに特にはっきりと感じられる点だ。第4章の「直線の生き方、曲線の生き方」というのも印象的。効率だけを求める生き方が(続2024/01/03

かふ

29
人類学の本はこれまで読んだことがなかった。社会学や民俗学との境界もよくわからんが、ここで問題とされる「人類学」はサイード『オリエンタリズム』の批判で異文化研究として植民地(差異)を同化させるのではなく、境界を超えていく手法(フィールドワーク)、他者を変えるのではなくて自ら変わっていく「つながり」と「はみだし」、「私」が揺さぶられる経験こそが「私」を世界にひらいていていく。「私」という唯一のアイデンティティよりも関係性の中の「私」→「分人」の中で個人を超えてお互いに関係し合うことで境界を超えていく。2020/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15565325
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数31件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす