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内容説明
病気になる前に押さえておくべき「体の中の4つのシステム」とは。その「つながり」から体と病気の仕組みを知る。「なぜ風邪をひくの?」「腸内フローラって何?」いま大注目の病理学教授による、初学者のための超・入門書!
はじめに──なぜ、からだのことを理解すべきか
第1章 血液の中身のはなし
第2章 からだを巡る循環器のはなし
第3章 酸素を取り込む呼吸器のはなし
第4章 栄養を取り込む消化器のはなし
おわりに──怪しげな情報に騙されないために
からだのことをもっと知るためのブックガイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
29
【1回め】からだ全体について、血液・循環器・呼吸器・消化器の4つの観点で章立てをして書かれたもの。それぞれの見事なまでの調和に対する畏敬の念を強く感じる。それは「病気にならないで健康でいられることが不思議なくらい」という言葉にも現れているのだろう。一方で、免疫力アップとか、腸活、コラーゲンなどといったイメージ商戦に対して冷静になるようにも語りかけてくれている。このジャンルの本は、滅多に読まないため、有益であった。2020/08/27
おせきはん
24
血液、循環器、呼吸器、消化器のことについて柔らかい語り口で解説されています。それぞれの絶妙な連携と調和、奥の深さに手軽に触れられる興味深い本でした。2021/04/27
tom
14
「こわいもの知らずの病理学講義」を書いた仲野センセが出した、ほんとうにシンプルな体の本。体内をめぐっている血液、内臓、免疫系等々についての基本的、最低限知ってたらよろしいですよねという知識を、きちんと整理して書いてくれている。こういうものを書ける学者さんは、とても賢い人なのだろうという読後感。お勉強させていだだきました。2020/08/10
ツキノ
10
まずは670円+税というお値段に驚き!「学びのきほん」と名打つ通り、からだの働きの基本がわかる。中2の理科を思い出した。苦手で必死に覚えたんだった。忘れたけれどなんとなく(←コレが苦手な証拠)思い出したり。「体というのは、ホンマうまいことできてますわ」なんていう実感も、義務教育の教科書に載せてほしい。2020/02/13
しろうさぎ
7
虚実ないまぜのコロナ情報氾濫で振り回されないために、基本的な知識をちゃんと身につけなければと。Eテレ「ヘウレーカ」でもお馴染みの、親しみやすい大阪弁の語り口。一般人向けの基本講義ながらも、所々で入る最新の学説紹介や、巷の怪しげな健康情報(免疫力アップだの冷え取りだの腸活だの…)への批判など、いろいろ勉強になった。2020/06/21