角川文庫<br> ひとりの道をひた走る つれづれノート(45)

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角川文庫
ひとりの道をひた走る つれづれノート(45)

  • 著者名:銀色夏生【著者】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • KADOKAWA(2024/04発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041141113

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内容説明

時は過ぎて、こんなことをひとりで思いわずらうのバカみたい。これからはじっくり落ち着いて自分の場所を見つめ、自分の快適さを追求したい。オタク的にまっすぐに。それをやったらいけないんじゃないかと、いつも自分を止めるものがあったが、それさえも振りほどいて自分の心からの要求、それに従って、これからは生きていきたい。そうしたらどうなるか、どういう感情を覚えるか、それを見てみたい。ひとりの道を走りながら。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たっきー

13
シリーズ45冊目の日記。自家菜園のことが中心。スピから離れて落ち着いて読める。お酒はもういいかなと言いながら飲酒していたり、これと思って買い物に失敗したりは相変わらず(それでこその銀色さん)。好きだったのは、皆が嫌がる枯葉集めも堆肥にするためだと思えば、枯葉がミニミニお金・価値のあるものを集めている気持ちになる、という考え方。何気ない会話は「穏やかなやさしさのキャッチボールみたいなもの」、「私の敵は私の想像力」という言葉も印象に残った。2024/06/27

こがねの いずみ

8
60代になると、一人の時間が増えるんだなぁと実感。でも、著者、一言も『寂しい』と書いていません。毎日、土と戯れ、将棋や映画をみて、読書をし、食べたいものを作り、温泉で癒される。普通の生活でも、丁寧に暮らしていれば、寂しいなんて感じないんですね。いいこと学びました。2024/05/01

ナオ

7
恒例のシリーズ。どんどん農業は本格的になり、今回は白菜が初めてキレイに出来たとか。基本野菜は自分で作ったものしか食べないらしい。 格好いいなーと思う。そんな事、誰かにどや顔で言ってみたい(笑) せっせ、しげちゃんが元気なのも良かった。帯にある通り、生きることを味わっていると思う。焼き芋に対する探求心にも感心。写真にするとあまり美味しそうに見えないのも、面白くてよし。著者には全く関係無いけど、この厚さで税込840円に物価高を痛感。今、銀色ナイフ位の厚さなら1000円超えるね。厳しい世の中です。2024/05/04

さくらんぼ(桜さんと呼んでね)

6
畑と庭に精を出す日々。物は買わない、お酒は飲まないといいつつ買ったり飲んだり。それが銀色さん。『やはり近くにいない人とはだんだん疎遠になると思った。中略、身近な環境こそがリアルな現実。日常が積み重なって生活は形作られる。』まさにそう!連絡しないと疎遠になる。今年に入ってからは毎日通っていた温泉にも行かず1人時間を楽しんでる。これもいつまで続くのか?私も仕事を辞めたら1人時間を充実させたい。これからもつれづれは読むのだろうな。2024/06/14

きのこ

5
つれづれノートの続刊。庭の手入れと野菜の栽培、将棋観戦、温泉の生活に変わりはない。サクやカーカも時々帰ってくる。これから先、年もとっていくし、そうすると体の不具合もあれこれ出てくるだろう(健康な人だって歳を取ればそうなる)。その時、銀色さんはどんな選択をするのかなとちょっと思った。ひとりが楽なのは他者に合わせなくて良いから。自分と違う所に多少なりとも自分を合わせるのって歳をとるほどキツくなるから、この先も一人の道をひた走ることになるのかなとちょっと思った。2024/06/06

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