角川文庫<br> きれいな気分、軽い感情。 つれづれノート(44)

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角川文庫
きれいな気分、軽い感情。 つれづれノート(44)

  • 著者名:銀色夏生【著者】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • KADOKAWA(2023/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041141106

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内容説明

反省も解明も悪いことではないけど、それほど長く考え込むべきではない。そんなことを考えていたから未来が悶々とし続けていたのだ。パッと切り替えて明るい気分で過ごしていたら、次の日は明るい気分になっていたかもしれない。暗い反省や妄想をし始めたら、ダメと思って、きれいな気分、軽い感情、だよ。忘れていても、気づいたら明日のために明るいことを考えよう。ぼんやりとしたまなざしで核心を探るように物事を見ていこう。
自然体でつづったつれづれノート44巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たっきー

12
シリーズ44作目。2023年2〜7月の日記エッセイ。九州でのひとり暮らしのなかで、少しでも嫌だと思うことをしないようにする生活を目指す。今回の副題はいい。これまでは失敗したことを反省して長く考え込みすぎていたけれど、それによって何十年も断続的に暗い気分を作り出してきたので暗いことを考えるのをやめて、気分の色をきれいにすることを目標設定する、ということからの「きれいな気分、軽い感情」。2024/01/16

団塊シニア

11
将棋観戦、温泉、畑仕事、外食等淡々とした日常のなかに作者の生きる姿勢と覚悟を感じる、そして、きらりと光るフレーズが読み手を惹きつける、それが魅力である。2023/10/31

ナオ

8
年に二回のお楽しみ。楽しかったけど、今年最後かと思うと少し寂しい。農業したり、温泉に行ったり、楽しく過ごされてるようで、読んでるこちらも楽しくなる。しげちゃんやせっせの登場が少ないのは、残念だけど、便りが無いのは元気な証拠とも言うしね。今回、思わず笑ってしまったのが、強風の中の登山で引き換えそうとした時に、ツアーらしい高齢者の団体がやって来て、そちらに対しての「亡霊じゃないよね」 のつぶやきが、ツボにはまりました。来年もこのシリーズを楽しめる私でありますように2023/10/27

shion

5
今ある環境の中で工夫しながら生きていく、楽しみながら。自分の周り、庭とかを好きなように形作っていく。時々帰ってくるカーカやサクの存在もあったかい感じでいいなぁと思います。日常の中にある喜びや楽しみを、積極的に見つけていきたいと思えるようになりました。きれいな気分・軽い感情…これも意識したいです。夏生さんの日記エッセイはいつも何か大切な事を心に届けてくれます。なのでついつい毎回手に取ってしまいます(*^^*)。2024/01/10

水と青と月

5
人の日記を読ませていただいている不思議な気分。良い意味で退屈でどうでもよい出来事、時々飛ばし読み。でも、私だったらもっと黒い事や自分の悪口を日記に書いてしまうけれど、つれづれとあった事や行動、思った事を書いていて、いいなあ~と思った。人が生きるってこういう事。だから、銀色夏生さんの詩や、文章や写真が好きなんだな。と勝手に一人で合点した。2024/01/07

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