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内容説明
天上の都(チェロ)、トルキエ初の属州となる! ルチオ率いる海の都艦隊(ヴェネディック)による、島の都(リゾラーニ)・帝国連合艦隊撃破についで、天上の都攻防戦でのマフムートの勝利は歴史の歯車を大きく動かす。敗北を喫し軍事行動を停滞させる帝国。この機を逃さず、ザガノスが帝国に“毒”を回すべく軍を進める! 目指すは帝国領・春の町(プランタン)。いま、帝国の足下が揺らぐ――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
9
央海、チェロでのバルトライン帝国との戦いに勝利したトルキエ。その勢いに乗り、ザガノス将軍が帝国への侵攻を開始します。その道中にある町で、かつての王族に独立を求めるのはキュロス。そこで、キュロスは父親の最期を聞かされます。忌み嫌っていた父親の意外な最期と、マフムートらと共に行動して、得た経験があったからこそ、キュロスはあの説得が出来たのでしょう。しかし、爺さんはガラリと変わりすぎだろ(笑)2019/11/04
vertmidori
8
素敵な表紙だ。10巻以降から引きの表紙だけどこれまた良いわ。77Fasilの華麗な扉絵は、色がついたのも見たい。ザガノス将軍の活躍、待ってました! 毒薬のザガノスパシャまじ切れ者イケメン。「為政者が不当に国民から奪ってはいけないものがある。命・財産・誇りの三つだ」主人公が今巻はややザガノスに食われ気味。春の町プランタンの独立をうながすキュロスと、ついに立ちあがるへなちょこ区長には感動してちょっと泣いた。区長に跪いてみせるザガノスに萌えもする。バルチック・ライン帝国ことバルトラインもまだまだしぶとい。2015/04/20
sskitto0504
7
どんどん帝国を解体していきますね。独立国が増えてきて帝国を倒すことは出来てもじつはそのあとでも戦争はなくならないでしょうね…まあそこまで書いていくとは思えませんが。2015/03/11
カキ@persicape
6
久々に心配になる程可愛い方のマフ君が現れたので入浴シーンをガン見して喜ぶ私(^^;)またキャラの濃いおじいちゃんが出てきた(笑)そして大変だわヨハン大将しゅき\(//∇//)\この巻で目覚めた❤︎困るわぁー私は可愛くて凛々しいマフ君も何考えてるか分かんない仏頂面なザガノス将軍も正しいキザ男なスレイマン先輩もトルキエみんなが好きすぎるのにこの人だけバルトラインは困るわぁー( ´△`)そしてヨハンさんなんか死にそうだけど気のせいだね❤︎軍記物男性サイコー!!2017/09/08
ひかり
6
同盟優勢。なにもなければザガノス将軍の毒でこのままって感じだったけど帝国軍にも独自の動きが効きそうな感じ。この巻はマフムートはちょっとおとなしめ。2015/07/23