将国のアルタイル（６）

著者名：カトウコトノ【著】

講談社（2013/02発売）

• ISBN：9784063762105

内容説明

勇敢にして策士、美貌の将姫現る!!　緊迫のエキゾティック政権交代！　四将国の将王（スルタン）を退位させよ！　――帝国との共謀を阻止するため、四将国に武力反乱を起こすよう密命を受けたマフムート。まずはクルチュへ向かい、親トルキエ派の人物を探すことにするが……そこには驚愕の事実が！　一刻の猶予もない状況に、マフムートの才覚と行動力が試される！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[exsoy]

オルハンよ良い将王になれ

2013/03/10

[sskitto0504]

かなり盛り上がってきた。なんだか読んでるうちにトルキエが帝国よりも悪い国に思えてきてる…次巻どうなるのか！トルキエは全て制服してしまうのか！

2014/02/27

[vertmidori]

むちゃむちゃ内容が濃い巻で、じっくり読まないと頭に入らないくらいだった。最初、マフムートの女装がかわいすぎて、ついに！　と喜んだのもつかの間、歴史大河ロマンの風格たっぷり、シリアスな展開に。ラストにかけての三つ巴の盛り上げ方は本当にすごい。完璧に気持ちをさらわれた。オルハンの決断には涙ぐんでさえいた。ザガノスは有能だが有能すぎて、実直な主人公マフムートがいつも冷や飯を食わされているのが、やるせない……。いろいろ切なさ満載の巻。ごちゃごちゃしがちな人間関係もきちんと感情移入できて、とても良い。◎

2013/11/20

[ぽち]

これが噂のマフ君の女装！！凄い可愛いんですけど！？帝国のルイ宰相腹立つくらい凄いわ。どんだけ先回りしてるんだ。それに帝国の軍を全く使ってないとこも腹立つ。有能すぎるだろう、くそう。花嫁衣装のアイシェ姫美人(*^_^*)。オルハン君でなくとも鼻の下が伸びるというものだ。今までで一番幸せな脳みその持ち主が現れましたが、この政変と内乱とで、オルハン君がどう成長してくれるか楽しみ。

2013/05/05

[みとと50]

理想主義で現実を見ない人でも将軍になれるのね。じゃ、マフくんが将軍復帰しても別に良さげ。国にはそれぞれ国力差があり単独ではきっと成り立たない。周辺国の顔色を伺って賢く生き延びなくってはならない。結局、賢さと度胸だよな。アイシェは賢すぎるんだろうな。もちっと愚かだった方が簡単な幸せは手に入ったろうに。人の上に立つべく人間なんだな。最上ではないかもしれないけれど、二番目の幸福が彼女にありますように。

2013/02/14