将国のアルタイル（２５）

著者名：カトウコトノ【著】

講談社（2022/03発売）

• ISBN：9784065270882

内容説明

帝国首都・聖ミヒャエル城、陥落。
大陸全土を揺るがせたルメリアナ大戦はトルキエの勝利で幕を閉じた。
そして新たなる歴史の幕開けとなる新体制がザガノスより布告される。
実力のある帝国人すらも取り込む大胆な差配。
それに従う者、拒否する者、そして僻む者。
戦後秩序―ーそして復興に思いを馳せながら、マフムートは一人、醒めていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[るぴん]

帝国との長い戦いが遂に終結。大戦が終わっても、将国による旧帝国の統治体制がメインの話が続いていくとは思わなかった。ザガノス・パシャの出自も判明し、何故彼があんなにも帝国を憎んでいるのかもわかったけれど…。ザガノス・パシャ、危ういなぁ…何だか心配だ。

2022/03/16

[まぁ]

ついに帝国との闘いには終止符が打たれ、戦後統治の話になったわけですが、絶対にこれが正解、永遠の平和が約束できるって解決策は出てこないんだろうなぁというのをしみじみと感じる。この物語はどこで完結と銘打たれるのかな。とりあえずザガノス将軍とマフくんの短い会話と、結婚式が個人的にとてもよかったです。

2022/05/26

[もだんたいむす]

戦後処理編開始！ザガノスが全部背負って退場しそうな気がする……。

2022/03/13

[チューリップ]

戦争が終わり、新しい体制の始まり。ザガノス将軍の過去も明かされて、彼は最終的にどうしたいんだろうと気になるしこのやり方で大丈夫なのかとハラハラしてしまう。ルイ大臣が生き残っているしここからまた何かあるのかな。婚約式の華やかさが印象に残った。

2022/07/21

[しのつき]

戦という問題の後には戦後復興という問題がくるという、アクションや戦略だけでは終わらない展開がたまらなく好き

2022/04/01