小学館文庫<br> 逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎

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小学館文庫
逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎

  • 著者名:井沢元彦【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 小学館(2024/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094073324

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内容説明

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乾坤一擲の大勝負に賭けた日本の「秘策」!

『週刊ポスト』誌上で四半世紀以上にわたって連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。
 文庫最新刊となる第26巻では、東洋の小国に過ぎなかった大日本帝国が、世界最強の陸軍とバルチック艦隊を擁する超大国ロシアに勝利し世界を驚かせた、日露戦争を軸に解説する。
 日本海海戦において、東郷平八郎率いる聯合艦隊が「丁字戦法」を用いて奇跡の勝利を挙げた、という「神話」は事実なのか? 二〇三高地攻略で多くの将兵を死なせた乃木希典は、果たして「愚将」だったのか?――これまで語られてきた日露戦争における「定説」を丹念に検証していくことで、隠されていた真実を暴き出す。
 また、井沢氏が「大日本帝国破滅への分岐点」であったと断言する「日比谷焼打事件」、エリート軍医と作家・考証学者といくつもの顔を持っていた森林太郎(鴎外)の功罪についても考察。知られざる日本近代史の闇に迫る。
 なお、巻末には「特別編」も収録。「言霊」という迷信に振り回され続ける頑迷固陋な歴史学界と、朝日新聞に代表される傲慢なマスコミを舌鋒鋭く糾弾する。

(底本 2024年2月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

41
言霊についての特別編は含んではいるけど、ほぼまるごと1冊、日露戦争に関しての話。新しい気づきがあり、面白かった。2024/02/08

みこ

26
日露戦争編。日本が坂を上っていく様子と登り切ったその先の下り坂を暗示させるまさに井沢版坂の上の雲といった感じ。司馬遼太郎の歴史観や人物観が日本人に影響を与えてしまっているのは致し方ないとはいえ、一小説に対しそこまで乃木愚将論を槍玉に挙げなくても良いのではないかと思った。歴史小説で主人公の対抗馬が実像以上に貶められる描写なんて山ほどあるだろうに。井沢元彦も呉座勇一もこれ以上お互い相手にしなければいいのに。2024/03/14

九曜紋

13
国民的作家・司馬遼太郎の作品「坂の上の雲」を通じて形成された、乃木希典愚将論。鈴木壮一は真っ向から司馬説を否定し、乃木がいかに有能な将であったかを論証してみせた。いわばアンチ司馬で一貫している。本書での井沢氏は鈴木氏同様、乃木は愚将どころか逆に優れた将であったとしつつも、司馬氏を全否定するのではなく、歴史家としての司馬氏に一定の敬意を払っている。日比谷焼き討ち事件の真の原因となったのは新聞の煽り。国民を誤った道へ誘導し後に破滅を招いた事への責任追及の姿勢、メディアの偏向報道への厳しい井沢節は今回も健在。2024/04/12

ソラ

12
【読了】A 日露戦争については教科書的な薄っぺらいものと坂の上の雲からの知識しかなかったので新鮮。日比谷焼打事件は単に退陣に要因になったぐらいしか思ってなかったがそこまで攻勢に影を落とすことになるとは。2024/02/23

Mark X Japan

11
司馬遼太郎と乃木希典が中心かと思いましたが、一番の主役は森鴎外でした。彼の功罪は、医学・文学・考証学に詳しい方に委ねるしかないでしょう。☆:4.52024/04/26

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