内容説明
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「維新の英雄」はなぜ自滅の道を選んだのか。
『週刊ポスト』誌上で四半世紀以上にわたって連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクション『逆説の日本史』。文庫22巻より、いよいよ明治時代に突入します。
第一章「明治維新編」と第二章「明治政府のグランドデザイン編」では、維新を成し遂げた明治新政府面々の奮闘ぶりを紹介。
続く第三章「明治六年の政変編」では、維新の立役者である大久保・木戸と西郷・板垣の深刻な対立に発展した明治六年の政変と、その原因となった「征韓論」についてわかりやすく解説しています。
第四章「サムライたちの反抗編」は、悲運の男・江藤新平と佐賀の乱についての考察。
そして第五章「サムライたちの反抗編2」では、西南戦争における“最強”西郷軍敗退の謎に迫ります。
なお今回巻末に「補遺編」として、『逆説の日本史』第一巻の刊行以降に判明した歴史的発見を踏まえ、これまでの『逆説』の訂正や付記も収録しています。
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行雲斎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
51
現代史への足がかりのような気がしました。西郷どんの最期と大久保さんの暗殺により、幕末も終わったのでしょう。次々と起こる改革。そして明治時代への移行。ここでサムライの時代が一区切りついたと言えますね。2025/09/14
ころこ
39
いつまで読み続けるのか心配だったが、本巻がひとつの区切りだということだ。著者が「終わり」を気にしていることを知り、多くの読者は安堵しただろう。慶応4年が明治改元の後に遡って消されたように、「普請中」だった時代を近代国家の単なる制度として理解するよりも、彼らが何を考えてどんな時代背景があってその様な決断に至ったのかに現代的意義を見出す。江藤新平や副島種臣、前原一誠は教科書で読むと一瞬で通り過ぎていく固有名だが、彼らの言動を考察することで明治維新の影の部分がみえてくる。2022/12/11
yamatoshiuruhashi
36
幕末の動乱に引き続き明治日本の産みの苦しみ。ついに西南の役が勃発、西郷は自裁し大久保は暗殺される。これを以て内乱は終わりとみてよいのか。やっと文庫化された22巻を読めば残り1/3は補遺編として古代へ戻り、歴史の謎とロマンに井沢史観が再び挑んでいる。連載25年(!)を経て見直しより足固めをされた著者の論は相変わらずだが、面白い。歯に衣着せぬ物言いに核心をつくこともありそうだ。次巻以降はどのように展開されるのか楽しみ。2019/06/06
金吾
33
○サムライの時代の終焉を感じます。私は大久保利通は好きではないですが偉人ではあると思っていますので、大久保利通に関する話は面白かったです。汚職はしても能力があるため失脚しなかった元勲たちは今の政治家の重鎮よりはマシとも思いました。2025/10/09
ゆきこ
26
今回は戊辰戦争終結~大久保利通暗殺まで。毎度のことですが、流れがとてもわかりやすかったです。特に印象に残ったのは、後半に集録されている、シリーズの補足をまとめた補遺編。銅鐸についての考察や邪馬台国のことなど、やはり古代の話はおもしろい!と思わされました。2019/12/15
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