小学館文庫<br> 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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小学館文庫
逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

  • 著者名:井沢元彦【著】
  • 価格 ¥1,001(本体¥910)
  • 小学館(2016/04発売)
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  • ISBN:9784094020106

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内容説明

「破壊王」信長がニッポンを変えた!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!

「足利将軍義昭との抗争」「一向一揆はじめとする抵抗勢力の大虐殺」「安土城建設」そして日本の歴史史上最大の謎である「本能寺の変の真相に迫る」“破壊王”信長こそニッポンという国家像を描き、天下一統のグランドプランを実現していったのである。しかし。思いなかばで本能寺に斃れた一代の梟雄の栄光と挫折を描く。歴史学会の定説を覆し、「信長論」の新たなる地平を切り開く第10巻!
目次
第1章 織田信長の変革編-「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争
第2章 信長vs宗教勢力の大血戦編-安土宗論に見る「宗教弾圧」の正当性
第3章 新しき権力の構築編-信長の「大坂遷都」計画と安土城の謎
第4章 本能寺の変-神への道の挫折編-明智光秀「信長暗殺」の真相
年表
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目次

第1章 天下一統のグランドプラン(1)織田信長の変革編―「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争(将軍足利義昭に対する「アメ」と「ムチ」;世論を味方にした「将軍ロボット化計画」 ほか)
第2章 天下一統のグランドプラン(2)信長vs宗教勢力の大血戦編―安土宗論に見る「宗教弾圧」の正当性(比叡山焼き討ちは「残虐」ではない;信長は「宗教弾圧」をしなかった! ほか)
第3章 天下一統のグランドプラン(3)新しき権力の構築編―信長の「大坂遷都」計画と安土城の謎(何が国家権力の正統性を保証するのか;義昭を「悪将軍」に陥れた信長の「十七条の意見書」 ほか)
第4章 本能寺の変 神への道の挫折編―明智光秀「信長暗殺」の真相(「自己神格化」によって天皇制に挑んだ信長の天下布武;世界初の鉄甲船を開発した信長の発想力 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

131
この巻は全て織田信長について書かれています。第1章の織田信長の変革篇から第4章の本能寺の変までかなり詳しくしかも織田信長びいきの井沢さんの本音がかなり出ているのでしょう。まあ確かに歴史にはifはないのですが、彼がいなかったら、日本の近代化というのはかなり遅れてしまって、ヨーロッパの暗黒の中世の世界のような時代が長く続いたのかもしれません。かなり信長公記やほかの歴史書からも引用されていて、非常に参考になりました。2016/04/26

竹城 俊之介

81
一冊丸ごとNOBUNAGA! 天才、うつけ、覇王、第六天魔王、数々の異名で呼ばれる戦国を、というより日本を代表する超英雄。 かつて80年代のアニメでは、やたらめったらラスボスが織田信長という、信長ブームがあったことを思い出しました。事程左様に、織田信長イコール「めちゃくちゃ怖い」「圧倒的に強い」「孤高の覇王」なイメージがありました。 本書を読むと、信長の残虐性や宗教弾圧者としてのイメージが激変します。 信長イメージって、昔の魔王イメージから最近では相当多様化してます(笑)が、井沢さんの分析も興味深いです。2021/08/06

ころこ

36
足利義昭が対立する比叡山と本願寺、浅井、朝倉を反信長同盟として纏められる唯一の存在としての自覚に欠けていたことを批判し、倒幕同盟としての薩長の橋渡しをした坂本龍馬の功績と比較しています。調べると、薩長同盟の決定権者でもない、独自のアイデアでもないとして、通信手段の乏しい当時の状況に鑑みた龍馬の功績を現在の基準で過小評価している言説が多いことに驚きます。著者が信長の項で再三、強調している通り、現在、常識となっていることを当時の状況で発見、実行したことに驚かなければ、歴史を読むことの意味など殆どないでしょう。2020/03/04

デビっちん

29
戦国の覇王こと信長の行動と思考の推察に興奮させられっぱなしでした。信長の思考と行動が、多くの武将の考えを改めさせ後の行動の先例になっていることがわかります。本シリーズの視座で強調すべきは、信長は無神論者ではなく、宗教と政治の断絶を図るという明確な信念を持っていたということです。安土城という建築物からも、その建立の目的、構造から宗教色が垣間見える考察も面白かったです。歴史の功罪の判断には、今ある常識とその事実を切り離して、その時代の状況に即した視座を持つことが大切なんですね。2017/07/18

とも

28
★★★久しぶりに読んだ逆説の日本史。まず感じのは、発刊当初のインパクトやどんでん返しは全くなくなった。時代が検証されているがためなのか、惰性になったためか。どちらにしても、読み続けるまではないかと。2014/09/07

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