内容説明
標高2,000mのヒマラヤ山麓での果物や高地野菜作りに、半生を捧げた農業技術者がいる。青年海外協力隊員として5年、JICAの専門家として32年。ネパール・ブータンはその急峻な地形ゆえに、
できる作物や品種が限られる。道路や市場などのインフラも未整備のままだ。そんな中、現地の人々と汗を流しながら、高地園芸に適した作物や栽培法を開発することで、園芸農業の裾野を広げてきた。
2014年、農業開発への貢献度が高く評価され、ブータン国王より「国家貢献勲章」を授賞。現地の事情をよく知る著者が、37年に及ぶ農業技術協力の日々を、体験に基づいて回顧する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sanchai
1
前著『幸福の国で働いてみた』を読んだ時、著者の足かけ19年にも及ぶブータンでの生活の記録についてはこれでいいかもしれないけれど、その前の20年以上にも及ぶネパールでのご活動も含め、ヒマラヤの農業協力に携わられたライフワークの記録はまとめておかれたらいいのにと思ったものだ。それがこうしてまとめられたのは良かった。改めてJICA研究所のプロジェクトヒストリーのシリーズを見直しても、農業協力の歴史を扱ったものが少ないのには少々驚いた。その意味でも、この園芸作物振興の歴史の本は貴重。2022/10/13
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