内容説明
コメの輸入国であったタンザニアが、今や東アフリカ随一のコメ輸出国に変貌した。大きな役割を果たしたのが、1970年代にキリマンジャロ山の麓で産声を上げ、その後、半世紀にわたる日本のコメづくり協力だ。国内では高度成長と長期にわたるデフレーション、国際社会では原理主義的な国際協調論の台頭など、ODAを取り巻く環境が絶え間なく変化する中で、どのようにしてアフリカ稲作支援の先駆けであり続けることができたのか。その舞台裏が今明かされる。
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