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内容説明
恒貞親王と知り合った道真は、放免され京に戻ってきた彼の元舎人・伴健岑と邂逅させようとするが――。歴史に振り回された人たちの悲哀を綴る第16巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
44
前巻からの続きで恒貞親王と舎人・伴健岑が再会を果たす話。史実では貞観7年(865年)配流先の隠岐国司から、恩赦によって放免された健岑を平安京に戻す旨の報告が右京職になされるが、対処は誤りであったらしく、改めて勅により出雲国へ遷配となっている。この奇妙な命令の行き違いに、業平と道真が一役買ったことになっている。後に道真も謀反人として大宰府に流されることを思うと、若き日の彼が健岑を助けるのも何だか運命めいている。後の道真にとって絆を結ぶ相手が現れた時、この時の事を思い出すのではないか。2022/11/09
aisu
42
そろそろネタ切れかも?と思ったら全然そんな事なく、この巻も面白かった。宝塚で舞台化!!2022/11/20
だまし売りNo
36
菅原道真は冤罪被害者が不当に害されないようにしたいと述べる。正論である。後に道真自身が冤罪で苦しむことになる。 菅原道真は唐に行きたがっている。史実では道真は遣唐大使に任命されるが、遣唐使停止を提言する。そこはどのように描くのだろうか。 2023/12/09
Nyah
34
恒寂と知り合った道真は、隠岐から放免され京に戻ってきた彼の元舎人・伴健岑と邂逅を図る。/辻に出没する鬼、鬼の振りして狼藉を働いていた権中将四男が高子に仕える小菊に抵抗され怒り狂う。道真は相撲節会にやってきた小菊兄達と‥。基経に呼び出され、試される。菅原門下生?の死体。2024/01/27
kagetrasama-aoi(葵・橘)
34
「応天の門」第十六巻。承和の変の後の話は思わず泣けました。菅三さまの真っ直ぐな気持ちが良い方向に向かったのが嬉しかったです。 “霹靂木” の話、久々にクライム・ストーリーらしくて面白かったです。菅公と言えばやはり雷ですものね。雷が絡む話は良いですよね!2023/06/27