内容説明
身分違いの恋に悩むふたり……磐音、いざ助太刀!
豊後関前藩を後に、商人箱崎屋次郎平の招きで博多を訪れた坂崎磐音とおこん。
玄界灘に臨む荒戸の浜を見物した際、武芸者に囲まれた若侍と武家の娘を助ける。
のっぴきならない様子のふたり。どうやら人には言えない秘密を抱えているようで……。
一方、こちらは江戸・本所。磐音の友・品川柳次郎が悩んでいる。
放蕩に耽る父と兄の責で、お家廃絶の危機に瀕しているのだ。
もはやこれまでと諦めかけたそのとき、思わぬ人と再会する。
柳次郎は、この危機を乗り越えられるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
102
決定版22作目では主人公が自分の故郷での仕事が終わりその関係で博多の商人の家に滞在してまた事件に巻き込まれたりします。江戸では主人公の友人の家が廃絶になるかの危機も主人公の人のつながりなどで無事におさまります。新・シリーズ(初午祝言)につながる話が出てくるようです。2020/01/12
とし
80
決定版・居眠り磐音「荒海ノ津」22巻。舞台は豊後関前藩から筑前博多へ、磐音さんの行くところいろいろと起こりますね、箱崎屋と関前藩との橋渡しも行い、後半は品川柳次郎さんの身辺が、お家廃絶の危機と柳次郎の明るい話題が登場し、江戸での状況と博多の2部構成楽しく読めました。2020/09/11
yamatoshiuruhashi
31
磐音とおこんさんは大分関前藩に一時の里帰りをして仮祝言。ここでもひと働き。そここあら乞われて博多へ。博多では江戸の名声も人脈も役立たず、この一編は初心に帰ってのチャンバラ人情ものとなった。片や磐音不在の江戸では品川柳次郎がお家廃絶の危機と女性がらみの事件に巻き込まれるが、これは磐音に繋がる人脈のおかげでめでたしめでたし。水戸黄門がお側用人速水右近に代わっただけで、お茶の間時代劇のマンネリ型に入っているがそれだけに安心感と爽快感を与えてくれる。やっぱり時代劇は勧善懲悪と義理人情ですねぇ。2020/01/17
うららん
18
磐音とおこんは長崎滞在。江戸では品川家断絶の危機となりましたが…品川親子に幸せが舞い込んでとても嬉しい一冊でした。2021/02/27
紅葉
11
今回の舞台は博多。九州に縁のない私には憧れの場所♪食べ物が美味しいイメージがありますよね。ここでも磐音の人タラシは健在(笑)剣術好きの大物隠居老人に道場仲間、磐音たちを招待した商人箱崎屋の家族…皆を虜にしていく。そして江戸で2人の帰りを待ちわびている側としては、今回は品川家が存続の危機。品川さんは真面目でとても良い人なのに貧乏から抜け出せずにいて心配していましたが、危機からの逆転と春が♪磐音本人は不在でも友の大きな助けとなります。次はやっと江戸での新生活スタート、楽しみ♪2020/09/04
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