内容説明
苦労が続いたおこんの慰労をという今津屋の心遣いで、幸吉たちも伴って海晏寺まで紅葉狩りに出かけた磐音一行。
美しい景色に心を奪われたその席で、狼藉をはたらく直参旗本に出くわす。
おこんに目をつけた旗本たちは、江戸市中に戻った後にも、難癖をつけてくる。
騒動がおさまったと思ったら、また後日、狐火見物に出かけた折にも、おこんの身に危険が迫り……。
おこんを必死に探す磐音。おこんは無事に戻るのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケンイチミズバ
112
刀を捨てた時は私がお嫁さんになってあげる。そう言って走り去ったおこんさんがいじらしい。しかし、磐音の心には奈緒さんが。お家のため吉原に身を落とした奈緒さんのことが今回の騒動でも他人事ではない。武家に苦難の時代、浪人の気楽さも頭をよぎる。緊縮財政、藩政改革への抵抗、新しい医学への抵抗、古い考えにしがみついていては一歩も前に進まない。説得するも時に命のやり取り。何もかも捨てて商人として生きたとしても磐音の人望と才覚ならきっと成功するだろう。けれどそれでは亡くなった友たちに顔向けできないのだな。哀切漂うなあ。2019/07/08
KAZOO
101
この主人公は今は江戸で生活をしていてその周りのいる人々とのやり取りが中心となっています。その当時の江戸の人々の状況がよくわかるような気もします。紅葉狩りや狐火見物などがあったのでしょうね。さらに小さな事件も起きたりして主人公の強さを見せつけてくれます。2回目ですが読んでしまいます。2019/05/31
とし
78
居眠り磐音「狐火ノ杜」7巻。「居眠り磐音さん、もし刀を捨てて町人になるというのなら、おこんが嫁に行ってあげるわ」おこんの気持ち、知ってか知らずかたぶん気づきせず磐音純朴で良いね。2020/07/26
ともくん
44
江戸市中にいても、江戸から離れても、どこにいても襲い来る敵がいる坂崎磐音。 今巻は、おこんの身にも危険が迫る。 怒り心頭の磐音が、己の命に変えても、おこんを救い出す。2023/05/06
yamatoshiuruhashi
35
居眠り磐音のいるところ、必ず何か事件あり。この先の長さを考えると、これは「水戸黄門」「大岡越前」の世界ですね。藤沢周平の世界と重なるかと思いましたが、また別のエンタテインメントです。決定版として加筆修正しながら毎月2冊を目途の配本。積読山の崩し順に割り込んでます。2019/05/19




