内容説明
磐音とおこん祝言の日に……刺客あらわる!
安永七年正月。
白梅の香り漂う新年早々、尚武館佐々木道場に朱塗りの大薙刀を引っ提げた道場破りが現れる。
道場の後継者となった佐々木磐音は難なくこれを撃退するが、襲い来る手練の刺客は後を絶たない。
真相を探る磐音は、彼らを背後で操る黒幕の手による、道場潰しと自身を抹殺せんとする謀略であることを知る。
おこんとの祝言が間近に迫るなか、磐音はある一計を案じるのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
93
今回は主人公の祝言が近いということで静かな感じかと思いきや、道場破りやさらに主人公をなきものにしようという幕閣の人物の命を受けて刺客が幾人も登場します。主人公の強さはあるのですが油断してけがを負います。祝言までには何とか間に合いますが田沼との対決がいよいよ本格化してきます。2020/03/05
とし
87
決定版・居眠り磐音「朧夜ノ桜」24巻。おこんさんと磐音の祝言が挙げたのに,その夜にも刺客が田沼意次との死闘の始まりですね。2020/09/23
yamatoshiuruhashi
29
磐音とおこんさんの祝言が執り行われるが、祝言の日まで太刀を振るわねばならない。お気の毒に。2020/02/08
紅葉
12
今回は桂川さんと桜子の祝言から始まり、磐音とおこんの祝言までが描かれていました。おこんが速水家に養子に入るのに船を使って行くのが印象的でしたね。私もここら辺は馴染みの地域なので、イメージしやすかったです。今は道路になってしまったけれど、昔は小さな船が行き交う水に囲まれた街だった頃の。そんなお祝いムードの中、磐音が今迄とはレベルの違う刺客に狙われていることが判明。身軽な浪人時代から、幕府により近い立場になり、どう展開して行くのか楽しみです。2人新婚早々大変ですね。2020/09/30
klu
11
ようやく祝言までこぎつけました。みなさんそれぞれ感無量のようです。しかしまた不穏な空気が漂いはじめました 。2021/05/14