内容説明
穏やかな新年を迎えた江戸深川。故郷・関前に暮らす妹伊代が祝言をあげることを知り、おこんに連れられて祝いの品を買いに出掛けた坂崎磐音だったが、事件現場に向かう南町奉行所定廻り同心の木下一郎太と行き会い、江戸でも名立たる商人一家が毒殺された事件に関わることとなる。
一方、友人である中川淳庵がかどわかされた! 彼を執拗に付け狙ってきた破戒僧一味の仕業か? 友の危機に、磐音は一味との決着を決意する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
110
あれっ?おこんさんの件がどうなったの?っていうぐらいなんもなかった。中川医の件が一件落着したけど、妹の祝言が決まっても会いに行けない物悲しさなどまだまだ問題山積。2019/11/18
KAZOO
94
決定版の8作目です。私にとって、佐伯さんの作品は数十年前の池波正太郎さんの作品と同じ位置を占めるようになってしまいました。読んでも比較的すぐにその内容を忘れてしまうのですがストレス解消にはいいですね。この8巻にもいくつかの話がおさめられていますが、最初の頃に出てきた中川医師を狙う集団との決着がつきました。裏で糸を引いていた大物の正体も明らかになりました。2019/06/19
とし
85
居眠り磐音 決定版「朔風ノ岸」 8巻。安永三年の年の暮れから、新年にかけて慌ただし慌ただしい年越しと年始でしたが、磐音の妹伊代が祝言を挙げることが出来てちょっと心安らぐ時が過ごせたかな。2020/07/26
ともくん
37
磐音の友、蘭医である中川淳庵が血覚上人一党に拉致される。 破れ寺に拉致された淳庵を助けるべく磐音が奔走。 それに続き、吉原でも騒動が。 その中で、ひとつの明るい光が。 磐音の妹の祝言。 磐音の心に、温かいものが灯った。2023/06/29
yamatoshiuruhashi
34
6月配本その1。一冊5章(5話)、各4段の提携の中でまさに起承転結を収めた短編集の体裁がきれいにできている。「府内新春模様」は初めて人斬りの場面が出なかったような気がする。本当は前にもあったかもしれないが、とにかく各話の盛り上がりはチャンバラ。細部は詳しく時代考証がなされているようで、その上のフィクションもすんなり読めるところもある。磐音の活躍に爽快感。2019/06/12
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