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内容説明
義経(よしつね)との千日後の再会を果たすため、自ら舟を漕ぎ、播磨へと向かう徳子(とくこ)。しかし、目前にして難所に捕まり、海へと投げ出されてしまう。荒波に飲まれ、朦朧とした意識で助けられたとき、そこにいたのは……。誰もが知り、誰も知らなかった源平の戦いが始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
9
千日後の約束を果たすため、義経と徳子は播磨へと向かう。むろん、歴史は二人が結ばれることを許さない。徳子を取り戻すため、平知盛に刀を向ける義経。しかし、義経は言う。「めざすは戦ではない 戦はめざすもののためにある……」と。戦が、ではなく、そのまっすぐな恋情が、義経を強くする。危うさを伴いながら。2016/01/08
ウチケン
5
義仲討死。かわぐちかいじの描いた義仲は悪漢ではなく、武人としての猛き心を見せつけてくれた最後まで漢であった。義仲贔屓としては嬉しく思う。梶原景時って嫌な奴のイメージが強いんだけど、(軍隊に限らず)組織の中にあって義経のような独断専行があっては、(結果オーライとはいえ)景時の立場にも理解は出来る。私情の交じった報告を受ける頼朝とて、現代の様に情報が双方向にオープンでは無い時代なので正当な人事考課が成されなかったとしても、相当に面倒くさい男だったんだろうな義経って。2015/12/23
ぽっぽママ
4
女として生きることを選んだ徳子の情熱と それに応えるべく成長する義経。義仲の最後時の義経の関わり方が面白かった。2016/04/02
getsuki
4
許されざる恋の行方と木曽義仲退場の巻。吹っ切れた義経の快進撃を期待したい所だが……この演出はニクい。後白河法皇の暗躍は続き、頼朝は法皇の裏の意図を読む。こちらの勝負も楽しみ。2015/11/29
笠
2
3.5 木曽義仲の最期。一応、義仲討伐は範頼が総大将だったはずなんだけど、尋常じゃない影の薄さだな。大河では幸は薄いけどそれなりに存在感はあったのだが。政子も登場の瞬間はインパクトあったけど、徳子や時子に比べて影が薄いというか、頼朝への影響力が低い気がする。2023/06/12