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内容説明
牛若は平清盛の娘・徳子と心を通わせたことが露見し、鞍馬行きを命じられてしまう。伊豆で暮らす頼朝のもとには、逃れられぬ“血”の宿命が悲劇を運ぼうとしていた。冲方丁も絶賛の新解釈平安物語、激動の第3巻!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
11
帯にある「もはや『傑作』という言葉ですら足らない超大傑作である。」という冲方丁の惹句は、決して誇張された表現ではない。まぎれもなく本作は、かわぐちかいじの新たなる代表作となるであろう可能性を秘めた傑作だ。平清盛をただの敵役とするのではなく、憎憎しげに、しかし懐深く、度量も大きな存在として描いている。ともかく、熱い! そして、おもしろい!2014/02/07
笠
3
3.5 義経は鞍馬寺で修行。頼朝は伊豆で伊東祐親の娘、八重と一児を設けるが、祐親によって殺されてしまう。善児は三谷幸喜の創作なので出てこないが。祐親によって討伐されそうになった頼朝は北条を頼り、政子と出会う。このへんの流れは大河で予習済みなので完全に把握できるが、その副作用としてキャストの姿がどうしても頭にチラつく(笑)2023/06/04
Hiroki Nishizumi
3
北条政子登場2019/10/10
ミラクロン・カエサル
2
少年・牛若(義経)は鞍馬山に入り、青年・頼朝は北条家に入ります。よくある話から大きく外れているわけではないのだけど、なかなか面白いです。2017/09/02
きーさん
2
「底知れぬ海」のような頼朝と「風に煽られ燃え盛る野火」のような義経。同じ源氏の血をひく兄弟であっても、まるでタイプの違う両雄のようすをライバルの清盛の眼を通して語らせる冒頭の演出にしびれた!伊豆の地で家族とひっそりと暮らすつもりの頼朝が、我が子の命を奪われたことをきっかけに、自らに「血の意味」(血筋)を問いかけ、逆に北條を動かす切り札に使って窮地を脱するところが、また面白い。一癖ありそうな時政や、強烈に意志の強い政子など、北條家の面々も、この先が興味深い。2014/07/31