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内容説明
平家追討の勢いに乗り、都入りを果たした義仲(よしなか)。しかし、革新を求める義仲は後白河法皇(ごしらかわほうおう)との対立を深めていくこととなる。また、法皇と結託した叔父・行家(ゆきいえ)の謀略によって、頼朝(よりとも)とすれ違い、二人の源氏は少しずつ争いへと向かっていくのだった。そして、信じた者の裏切りの事実を知った時、木曾(きそ)義仲は復讐の鬼となった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
10
真っ直ぐな熱情が、真っ直ぐであるがために、利用されていく。法皇と行家の謀略により、義仲は窮地に追い込まれる。朝日将軍の戦に、金環日食という陰りが覆う。「この人は多くを背負い過ぎている ゆえに信じた者の裏切りに耐えられぬ…… この憤怒は孤独の臭いがする」。そう察する義経にも、そして、清盛の霊と語り合う頼朝にも、孤独が忍び寄り、付き纏う。2015/12/28
ウチケン
10
ウザい叔父御の行家に義仲の足蹴り一発!スカッとしたぜ‼︎而も、義経立会い?のもとボコボコにしてやった。ザマァみろだ‼︎!、、、と狡猾な小 悪党をシバいたところで、皇家のラスボス後白河法皇の前では如何ともし難いのか、悔しいぜ義仲。息子の想い(懸守り)に男泣きし覚悟を決める義仲、俺も判るぜ其の気持ち。もしも頼朝・義仲連合軍が成っていれば、如何な世になっていったのだろう。平家追討後は両雄並び立たず、旭日の将軍もいずれは没する日の如く落ちてしまうのだろうな。頼朝は大海原の孤高の巨鯨の啼き声に共鳴し何を思うのか。2015/11/15
ぽっぽママ
7
義仲、いい人なのに都人にいいようにされていて悲しい。他の人がいるところで夫を大嘘つきとののしり実家に戻る政子、亡き清盛と一人 対話する頼朝。悠々と泳ぐ巨鯨のほうが幸せかも。2016/04/02
getsuki
5
後白河法皇の強かさに都にい続ける危険性を嫌という程感じる。頼朝はかつて都にいたから知っているが義仲はそうではない。だから翻弄され、孤立していく……こんなにも魅力的な男でさえも、日本一の大天狗の前には無力になってしまう。それがせつない。2015/10/31
Hiroki Nishizumi
4
翻弄される義仲、そして法皇は、、、2019/10/13