小学館文庫<br> 付添い屋・六平太 鷺の巻 箱入り娘

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小学館文庫
付添い屋・六平太 鷺の巻 箱入り娘

  • 著者名:金子成人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2015/07発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784094061420

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内容説明

時代劇の伝説的脚本家、小説も大ヒット!

第一話 箱入り娘
六平太は不意の付添いが縁で、播磨石郷藩米倉家のお抱え屋敷に出入りするようになる。屋敷の主・お佐江の方の娘、結衣の輿入れが決まった。西国へ嫁ぐ前に、六平太は結衣を江戸見物に連れ出す。
第二話 島抜け
ひと月前、伊豆大島で三人の島抜けがあり、一人の消息がつかめない。男は兇盗・黒弥陀の一味だったくちなわの惣兵衛。黒弥陀は六年前、内部の裏切りにより全員が捕らえられた。一味を売った丑松は、半次と名を変え、六平太も通う元鳥越の髪結い「きのし床」を営んでいた。
第三話 神隠し
秋月六平太は、困っていた。神田「紙半」の娘・お夏の行き先は、なにがなんでも野巫(町場の陰陽師)の御託宣に従うからだ。大川の川開きの当日、お夏は夕刻から花火見物でごった返す両国に出かけると言い出した。案の定、六平太は大川の橋の袂でお夏を見失う。
第四話 藪入り
夏の藪入りの十六日、六平太は竹木炭薪問屋「田丸屋」の丁稚奉公・幸助と深川にやってきた。幸助は一年前の夏に父を亡くした。その年の藪入りに実家のある下谷の裏店に行くと、母の姿はなく知らない家族が住んでいたという。幸助の母・おれんは、深川で男に売られていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

101
付添い屋・六平太4作目 2015.03発行。字の大きさは…小。 箱入り娘、島抜け、神隠し、藪入りの短編4話。 立見流兵法の遣いて秋月六平太が、裕福な商家の子女の芝居見物などの付添い屋を生業とする人情物語です。 六平太の此度の付添いは、播磨石郷藩米倉家の妾腹の結衣姫が、遠国に嫁入りするにあたり、江戸の町を目に焼き付けておきたいとの要望で江戸案内をする。結衣姫は、六平太の借家で六平太の義妹・佐和と語り合った一夜を胸に「あの一夜を宝として胸に刻めば、かの地でも生きて行けそうじゃ」と言って旅立って行く…。→2020/09/15

とし

57
付添い屋・六平太 「箱入り娘」鷺の巻 4巻。4話短編ですが少しずつ話が繋がり面白いですね。 2022/09/28

むつこ

28
やっと付添屋らしい(お姫様の用心棒)仕事ぶりをみせてくれたシリーズ4作目。輿入れが決まった娘に江戸市井の生活を体験させる主人公・六平太と佐和、思い出って長い時間を経てよい経験にかわる。和菓子屋が藩と関わるってあり得る話だけどイヤだねぇ。2021/01/03

ごへいもち

18
都合良くサクサク読めるのが良いな。お夏@神隠しがスカッとする。なんて良い子。しかし表紙絵が( *`ω´)何故2024/02/27

はにこ

17
今回は、遠方に嫁入りする武家の娘の江戸案内、島抜けした兄貴分に命を狙われる男の護衛、あちらこちらにしょっちゅう出かける娘のお供、子供の母親探しの話。3話目のお夏がとっても良かった。母親に似ずに愛情深く、皆に優しくて。 佐和は新しい恋が始まりそう。六平太は思いがけず十河藩の勢力争いに巻き込まれて不憫。さて六平太に平和な日々は訪れるのだろうか?2020/08/25

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