小学館文庫<br> 付添い屋・六平太 姑獲鳥の巻 女医者

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小学館文庫
付添い屋・六平太 姑獲鳥の巻 女医者

  • 著者名:金子成人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2018/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094065541

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内容説明

あの付添い屋が帰ってきた! 新章開幕!

第一話 春雷
秋月六平太は付添い屋をやめ、相良道場師範代を務めていた。ある日、飛騨屋母娘と舟遊びに出たところを破落戸に絡まれ、これを撃退。だが噂を聞いた口入れ屋に「隠れて付添い屋をしていたのか」と詰め寄られる。一方、十五歳になった穏蔵は八王子から江戸に出てきたが、肌に合わず奉公先を飛び出していた。
第二話 女医者
師範代を返上した六平太へ、中条流女医者かつ枝に付添う仕事が舞い込んだ。診療の帰り、外塀に貼られた姑獲鳥の札に、かつ枝は顔色を失った。そのころ、森田座の役者、河原崎源之助が行方不明になっていた。
第三話 鬼の棋譜
妙な男が市兵衛店を窺っているらしい。気になりながらも六平太は平岡宗雨の付添いへ出向く。将棋の才能に恵まれた宗雨だったが、態度が慇懃だと世間からの評判は悪かった。
第四話 一両損
穏蔵は甚五郎親分の下で働きたいという。二人を引き合わせた六平太は、音羽での騒ぎを耳にする。灰買いの女が集めた灰の中から高価な菩薩像が出てきたのだ。持ち主を探すため、六平太は町に噂話を流す提案をする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

73
天保四年(1833)三月。江戸は元鳥越に住まいする浪人・秋月六平太が、裕福な商家の子女の芝居見物などの付添い屋を生業とする人情物語です。六平太の義妹・佐和は、火消しの音吉と祝言を挙げ、授かった勝太郎も三才になり可愛い。六平太は、音羽町に戻って来た六平太の女・おりきと一緒に過ごす日々が多くなり音羽町と元鳥越の長屋を行き来している。そして雑司ヶ谷の作蔵の所に、八王子で養蚕を業とする豊松の所に養子に出した六平太の隠し子・穏蔵がいるのに驚く。穏蔵は、香具師の毘沙門の親方の所で働きたいと。🌿続く→2022/08/23

真理そら

50
おりきも戻り、同居しないでクールな関係を続ける六平太。道場の師範代をやめて付添い屋稼業に戻る。妹の佐和さんが巻が進むごとにおせっかいおばさん化して悲しい読者である。毎回カバーイラストをみるとあまりにも爽やかすぎて、六平太のイメージに違和感を持ってしまう、たぶん私の読解力に問題があるんだろう。2022/08/16

むつこ

31
おりきとよりを戻し付添い屋を再び始めるシリーズ11作目。副題の「女医者」あの時代の堕胎といえば命がけ(いまだってある意味そうだろう)今回も六平太の怒りは真っ当だ。穏蔵が六平太の近くで暮らすようになる、血は水より濃いんだな・・・2021/03/17

はにこ

20
結局おりきとよりを戻して師範も辞めて付添いに戻った六平太。世話を焼いて命を狙われたりトラブルに巻き込まれる。穏蔵がそっちの道に行くのは予想外だった。父親の近くに居たかったのかな。そういえば博江はどうしたんだっけ?ちょっと忘れてしまった。2021/01/03

コニタン

7
退屈せず読み終わりました。主人公六平太は、人の世話焼きが好きなのですね。2019/01/28

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