小学館文庫<br> 付添い屋・六平太 獏の巻 嘘つき女

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小学館文庫
付添い屋・六平太 獏の巻 嘘つき女

  • 著者名:金子成人【著】
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  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 小学館(2016/11発売)
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  • ISBN:9784094063547

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内容説明

打ち首獄門、市中引き廻しの付添い!?

第一話 犬神憑き
付添い屋の秋月六平太は、北町奉行所の同心・矢島新九郎から「打ち首獄門にかけられる罪人の、市中引き廻しに同道していただきたい」と依頼される。隠れ家を密告され捕らわれた兇盗・五郎兵衛は、奪った金五百両の隠し場所を、打ち首と決まっても白状せずにいた。五郎兵衛は、死の直前、不思議な言葉を六平太に告げる。

第二話 宿下がりの女
新川の味噌屋「出羽屋」の娘・寿美は、つい最近、奉公していた武家屋敷から宿下がりをした。その直後から、編笠を被った侍に付け狙われるようになったという。寿美は、側室と家臣の密通をはからずも目撃してしまっていた。

第三話 となりの神様
六平太は鰻屋「兼定」の主人定松から、店で無銭飲食をしたまま出ていった亀助という男の居所を調べてほしいと依頼させる。亀助はどこの店に行っても金を払わない。だが、彼が長く滞在する店は必ず繁盛するというのだ。

第四話 嘘つき女
代書屋「斉賀屋」に勤める博江に呼び出された六平太は、ある少女が代筆を依頼した不穏な手紙の内容について相談される。一方、市中引き廻しとなった兇盗・五郎兵衛の一味の者たちが、六平太の身辺をうろつきはじめる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

71
天保二年(1831)八月。浅草元鳥越の市兵衛店に住まいして、立見流兵法の遣いてで、信濃国十河藩を出て浪人となった秋月六平太が、口入れ屋からの紹介で裕福な商家の子女の芝居見物などの付添い屋を生業とする人情物語。六平太の義妹・佐和は、火消しの音吉と祝言を挙げ、授かった勝太郎が可愛いです。元旅籠町の代書屋「斉賀屋」で働く博江は、六平太の面倒をよくみています。🌿続く→2022/08/17

真理そら

52
「となりの神様」が良かった。最後の場面で亀助にとっては千賀はいつまでも幼い妹のままなんだねとホロリとした。博江と六平太の仲は進展しそうで進展しない(六平太にその気がなさそう)おりきさんのうわさが届くようになってきたし、やっぱりおりきさんだよね。2022/08/08

むつこ

30
シリーズ9作目。順調に借金を返済していた主人公・六平太は新たな借金を抱えた前作。珍しく奉行所絡みの付添い依頼をされて口入屋の忠七は機嫌が悪いが憎めない親父でこの人も江戸っ子らしい粋な人物。副題の「嘘つき女」のヒロインは13歳の少女、市井のおせっかいは爽快だ。2021/03/17

はにこ

18
罪人の市中引き廻しの同道を引き受けた六平太。罪人が死罪になる前に残した言葉を巡って付きまとわれて大変。そんな中、他の付き添い仕事も。付き添いの仕事とは思えぬ危ないことばっかり。とてもお気楽では務まらない。博江とちょっとずつ良い感じになってるけど、おりきお推しな私はちょっとガッカリ。おりき、また出てきて欲しい。2020/11/20

あき

4
隠し金について知らされてなかったならともかく、知らされてたのにあんなあからさまなヒントに気が付かないってのは無理があるんじゃなかろうか。「黄金色の紅葉」とまで言われればピンとくると思うのだけど。「となりの神様」が良かった。亀助が神様なんじゃなくて、裏も表もなく真っ直ぐに人を映す鏡ってことなんだろう。2021/08/07

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