内容説明
時代劇脚本の名手が贈る、入神の第17弾!
●第一話 初春祝言
天保五年の正月、六平太は年礼回りの付添いに勤しんでいた。今日は木綿問屋信濃屋の主・太兵衛のお供だ。帰途、ならず者に乱暴されている商人を助けに入ろうとしたが、破れ菅笠を被り、黒袴を穿いた小柄な侍が先んじた。なんと侍の正体は?
●第二話 洗濯女
六平太は同心・新九郎の相談に応じていた。上総から妹を探しにきた粂七の訴えだ。妹は洗濯屋に住込みで働いているはずだが、店に行ってみるとすでに畳まれていたという。数日後、主の釜五郎が見つかって、今は出合茶屋を営んでいるのが分かり……。
●第三話 父と子と
小間物屋寿屋の娘・美鈴との仮祝言に迷う穏蔵は、踏ん切りをつけるべく、六平太と恋仲のおりきに頼みごとをしてみたものの……。一方六平太は、沢田庄助に関宿藩久世家の屋敷へ来てほしいと頭を下げられていた。女乗り物を救ってくれた縁だというが。
●第四話 春嵐
六平太が師範代を任されている相良道場に女剣士が現れた。是が非でも腕比べをしたいと譲らない。気乗りしないが、師範・庄三郎の命もあって、仕方なく女剣士と立ち会う羽目に。そして寿屋の主・八郎兵衛からは穏蔵の返事があったと知らされて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
52
剣と誠実な人柄が魅力の六平太。時は、天保五年(1834)の正月。大店や武家の妻女が芝居見物や神社などに行くときに付き添いを行うことを仕事としている秋月六平太は、長年のお得意先である木場の材木問屋「飛騨屋」の娘・登世が祝言をあげたことを機に、飛騨屋の仕事を請けないことを考える。2024/10/04
ときわ
4
六平太は結構お節介。気遣いもできる。なのに自分の息子に対してちゃんと向き合えず、おたおたしてばかり。他人の父と息子の関係に対してはいろいろ思うこともあるのになあ。やはり一度見捨てた(でもちゃんと養育費をつけて)事に引け目を感じてそこから抜け出せないのだろう。しっかりしなさい!2024/09/13
Masayoshi Arakawa
1
20240912 図 すいすい2024/09/12
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