小学館文庫<br> 付添い屋・六平太 鷹の巻 安囲いの女

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小学館文庫
付添い屋・六平太 鷹の巻 安囲いの女

  • 著者名:金子成人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2015/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094060973

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内容説明

大ヒット時代小説!シリーズ最新作!(2014年11月発表作品)

●第一話 敵討ち
神田の口入れ屋「もみじ庵」から1日2両という破格の付添い仕事が舞い込む。依頼人は、塚原七兵衛という老年の侍。塚原は二年前、息子の敵を討つために信州から江戸へやってきた。六平太は敵討ちの付添いを頼まれる。
●第二話 用心箱
口入れ屋「もみじ庵」の斡旋した女が、奉公先の武家屋敷から金を盗んだという。逃げた女を見つければ、人宿組合から三両の礼金が入ると言われ、六平太は探索を引き受ける。犯人とされる女は、片方の眉がないという。
●第三話 安囲いの女
谷中に住む、おようという香聞きの師匠が付き添いを求めているという。おようは、月に三度か四度、麻布谷町へ行き、二日ばかり滞在して谷中に戻る。実は、谷中で煙草屋の隠居の妾をやりながら、麻布では三人の男からそれぞれ月に一両二分の手当てで囲われていた。
●第四話 縁切り榎
六平太は、材木商の飛騨屋の娘・お登世と、その友人であるおしのの灌仏会見物に付き添った。おしのは諸国産物を商う大店、日本橋「久野屋」の娘で、大名家の江戸屋敷に奥女中として奉公している。最近、お殿様の目にとまってしまい、このままでは寝所に行かされてしまうというのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

103
付添い屋・六平太3作目 2014.11発行。字の大きさは…小。 敵討ち、用心箱、安囲いの女、縁切り榎の短編4話。 立見流兵法の遣いて秋月六平太が、裕福な商家の子女の芝居見物などの付添い屋を生業とする人情物語です。 此度の付添いは、なにかと男ともめ事を起こす「およう」だが。そのおようは、複数の男が金を出して囲う女―安囲いの女であり。それとは別に、煙草の天狗堂の隠居の妾と二股をかけて稼いでいる。その稼いだ金を役者に貢いでいるが、その役者が…。🌿続く→2020/09/14

とし

71
付添い屋 六平太「鷹の巻」 3巻。秋月家が追放になった張本人叔父の杉原重蔵、六平太の子穏蔵が登場したりの十河藩絡みや、本来の付添い屋の仕事で借金返済やらと大忙しの六平太、妹の佐和さんがしっかりしてきましたね。 2022/03/13

むつこ

27
主人公・六平太が浪人になる原因になった杉原重蔵やその荒れた生活の中で生まれた穏蔵が登場するシリーズ3作目。出戻った妹の佐和が芯の強さ以上に逞しい女性になって成長していて好感がもてる。それにしても武家の女性は虚しいが選んだ道を生きる様子に男よりもカッコイイ潔さがある。2021/01/03

はにこ

16
シリーズ3巻目。敵討ちの見届け人になったり、武家に入った泥棒探しをしたり、囲い人の付き添いをしたりとお仕事があってなにより。武士は敵討ちしたり派閥争いで殺しあったりめんどくさいねぇ。六平太が嫌になるのも分かるわ。佐和が思ったより傷心じゃなくて良かった。さて続きはどうなるだろう?2020/08/12

ごへいもち

13
続きを読むつもりだけれど表紙絵がなんかなあ2024/02/04

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