小学館文庫<br> 付添い屋・六平太 麒麟の巻 評判娘

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小学館文庫
付添い屋・六平太 麒麟の巻 評判娘

  • 著者名:金子成人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2016/07発売)
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  • ISBN:9784094063110

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内容説明

武士の誇りとか恥とか持ち合せてねえんだ。

第一話 大根河岸
青物問屋「加島屋」の主人・幸之助から下赤塚にある富士塚までの付添いを頼まれた六平太は、片道四里半(18キロ)を同行することになった。ここ三、四年、幸之助は道中で体調を崩してしまうというのだ。
第二話 木戸送り
六平太が稽古に通う四谷の相良道場に、常陸国笠松藩石川對馬守下屋敷の使い方、横田邦士郎が助けを求めて駆け込んだ。屋敷内で喧嘩から刃傷沙汰を起こした邦士郎は、なんとか無事外に逃がしてほしいと懇願する。
第三話 評判娘
六平太がなにかと世話を焼いている博江が、「当世 評判女」に東の前頭八枚目で番付入りした。物見高い男たちが勤め先の代書屋へやってくることに、武家出身の未亡人である博江は戸惑っていた。
第四話 二十六夜
妹佐和の夫音吉から付添いの相談を受けた六平太は鉄砲洲にいた。音吉の幼なじみ巳之助は、四年前に人を殺めた罪で遠島となっていたが、恩赦で江戸に戻ってくるという。音吉は巳之助が復讐に向かうことを恐れていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

73
浪人の秋月六平太が、付添い屋を生業とする人情物語。六平太が世話を焼いた元旅籠町の代書屋「斉賀屋」で働く博江の楚々としたたたずまいが、江戸の人気番付に載った。大変な騒ぎになり博江は困惑する。ひとりで頑張って生きて行く博江が気になっていく。1830年頃の江戸の町の風情がこまやかに書かれています。町人文化が大きく花開いた江戸が楽しく、想像が膨らんでいきます。シリーズ8作目。2016.07発行。字の大きさは…小。2022.08.01~02読了。★★★☆☆2022/08/02

真理そら

60
付添い稼業で出会う人たちの話は人情話も含めて楽しいのだが、肝心の六平太と佐和の兄妹の行動には釈然としない気分が残る。六平太のなんとなく中途半端な性格という設定は付添い話を邪魔しない感じでいいのだが、お佐和さんてこういう性格だったかなあ、と思う場面もちらほら。2022/07/20

むつこ

33
付添い仕事の大お得意の飛騨屋さんとかかわって5年経ち、道場破りの手伝いをすればやっぱり強い、何かもったいない主人公・六平太シリーズ8作目。今回は男の未練がましさが目立つ内容だった。芝居の観劇に付添うほど登世はお嬢様なのに江戸っ子らしい気質、武家の娘だった佐和や博江は物分かりがよいが控えめで、どの女性も言うべき時はハッキリ言う気持ちよさがある。時々佐和の家に寄る六平太に「ご飯はない」と言われる姿がおかしくて笑ってしまう。2021/02/28

はにこ

18
人を匿った相良道場に道場破りが。六平太が上手く治めたかと思ったけど、恨みを買ってやたらとしつこい。博江との恋の行方は気になるけど、それよりおりきは!?博江、あんまり好きじゃない。やはり六平太にはおりきがお似合いだと思う。このまま分からないままじゃモヤモヤするから解決して欲しい。2020/11/03

あかんべ

10
道場破りを撃退したが、それが相手の職を奪い、命を奪う。剣ってやっぱり殺人道具なのか。六平太もこの先どう生きるのか?幕末の波に飲まれるのかな?2016/09/15

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