小学館文庫<br> 付添い屋・六平太 犬神の巻 髪切り女

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小学館文庫
付添い屋・六平太 犬神の巻 髪切り女

  • 著者名:金子成人【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 小学館(2023/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784094072389

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内容説明

伝説の時代劇脚本家が贈る円熟の第16弾!

●第一話 日雇い浪人
天保四年の冬、笹郷藩主の登城の列に加わるため、若党に扮していた六平太。乗り物とともに御成街道を進んでいると、不意に幾つかの黒い影が飛び出し、行列を襲いはじめた。立ちはだかった六平太に、曲者は引き上げていったものの……。
●第二話 髪切り女
品川で娘が髪を切られる事件が起きてから、ひと月半。巣鴨で四件目となったが、怪我を負わせるわけでもないという。いまだに手掛かりを得られない下手人の意図が気になる六平太が、毘沙門の親方・甚五郎に話を振ってみると意外な繋がりが……。
●第三話 内輪揉め
「市兵衛店」で夫婦喧嘩が! やきもち屋のお常は、天気が悪いのに仕事に行くと言ってきかない大工の夫・留吉が、若い女とできていると疑って引かないのだ。六平太が留吉に事情を聞くと、仕事先で妙なものを見つけてしまい、気になっているという。
●第四話 春待月
六平太は『飛騨屋』の主・山左衛門の相談に乗っていた。店の養子を決めたと言うが、お登世の婿としてではないらしい。独身娘の集まり『いかず連』はどうなるのか? 翌日、六平太の恋仲のおりきが行方れずに。笹郷藩の行列を襲った者が怪しいが。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

62
爽やかな終焉となる。江戸は浅草元鳥越の市兵衛店に住まいして、立見流兵法の遣いてで、信濃国十河藩加藤家を出て浪人となった秋月六平太が、口入れ屋「もみじ庵」からの紹介で裕福な商家の子女の芝居見物などの付添い屋を生業とする人情物語です。木場の材木商「飛騨屋」の一人娘登世から私の婿になってと求められた秋月六平太は、情婦で髪結いのおりきを想い断った。2023/06/13

むつこ

27
シリーズ16作目。とうとう飛騨屋の付き添い仕事を卒業することになりますがその別れのシーンが爽やか。こんな別れ方ならすぐに再開できそうで主人公・六平太や佐和が江戸に出てきて本当によかったなと温かい気持ちになった。2024/02/12

ときわ

7
このシリーズ、最近惰性で読んでる。田舎の小藩のお家騒動にはちょっと飽きたな。いかず連の女性たち、特にお登世にはうんざり。だったけど、物事には時期というのがあるのだな。甘やかされ放題のお登世だが、父が自分を理解してくれたことで、何か吹っ切れたみたい。これで良かったのだろう。六平太もいい加減落ち着いて欲しいが、相手の想いがあることだしどうなることやら。まあもう少しこのシリーズに付き合おうかと思う。2023/06/07

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