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内容説明
陸軍の軍人である兄・信三郎と禅寺修行のような生活を送る淳五郎。見かねたのぼサンは、淳五郎にソバをおごる。立ち食いソバを仲良くすするふたり。ところが、側を通りかかったチンピラ風の若い男に、のぼサンの財布がスられてしまった!怒った淳五郎はスリの前に立ちはだかるが…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
48
愈々、南方熊楠登場!特技は嘔吐!って何この人・・・www正岡子規は意外にも英語が不得手。真之のお兄さんの好古さんは超スレンダーなのに相撲がやけに強い。変な人一杯出て来ますが、本当に絵が素晴らしく、とても読みごたえがあり、さすが日本の漫画は世界一だなと思いました。2020/10/31
洋平
6
汚い身なりで共立学校(開成高校)に入学した淳五郎。「わしは日本一の汚い男を目指すんじゃー」と言っていたら、「うおおーっ、わしより汚いんがおるー!!」と南方熊楠の登場。「誰よりも強うなっちゃーったら、自由は転がり込んで来ちゃーるで」汚いけどかっこいい。「はい上がっちゃる」という白川精一郎義則の教導団試験のシーンは泣ける。その白川にボコボコにされて目が覚めた淳五郎はのぼサン、南方と共に東大予備門へ。徐載弼(ソ・ジェピル)とのぼサンの口論も熱い。アンニョンイケーセヨ(さようなら)するときの友情はさわやかだった。2012/06/24
北白川にゃんこ
3
朝鮮にもまた憂士が居た激動の時代…。2020/07/14
田中峰和
2
松山から上京した真之とのぼさん。首都東京は、田舎と違ってさすがに人材の宝庫。共立学校に入学すると、英語教師は高橋是清、学友は南方熊楠。足軽身分から留学生に選ばれた高橋は奴隷として売られるが、運を信じる彼は立派に英語を習得して日本に帰る。不潔で自由に嘔吐できる熊楠と、自在に放屁できる真之は似た者同士、のぼさんと加えたトリオは揃って東京大学予備門に入学する。小学校の義務化も満足にできていなかった当時、高学歴の人材は希少で、しかも東京であればこれほどの人材が集っていたのだろう。著名人が揃い、いよいよ面白くなる。2021/02/03
HITO
2
南方熊楠の登場に驚きと喜びを隠せない。まさか明治維新の群雄の一人として描かれるとは。まさに博覧強記,生物学で欧米を震撼させた南方熊楠,天才というか変人というか,尊敬してやまない人物である(絶対真似できないだけに…)。ゲロが得意技とは...2017/03/20