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内容説明
明治7年、秋。四国・松山に秋山淳五郎真之という6歳の少年がいた。淳五郎をはじめとする侍の子供たちは、武士が職を失ってすぐのこの時期、町人の子供たちにいじめられていた。だが淳五郎はどんな仕打ちを受けても決しても怯まず、仲間を助け、相手に立ち向かっていく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
55
珍しく漫画。登場人物に正岡子規が出て来るのですが明治になってもまだちょん髷を結ってるのですがその顔がドアップに描かれているのがとても面白くて爆笑!日本が何故ロシアに勝ったのか、これはまだ秋山真之が幼少の頃なので分かりませんが引き続き、読みたいと思います。絵がとても迫力があっていいです!2020/10/13
洋平
7
この作品には"だんだん"(ありがとう)と言いたい。とても面白かった。それだけに、中途にしての連載終了は残念。初めて読んでいた頃は刊行途中だったため、これから全刊通して読んでみたい。1巻は明治7年(1874年)、秋山真之(淳五郎)6歳の頃から始まる。日露戦争は明治37年(1904年)だからまだまだ先です。淳五郎の兄、信三郎がカッコ良すぎ。「人に、上も下もない」「誇りがあるけん、こらえるんじゃ」クールだけど弟を学校に通わせるために勉強し、教師を経て軍人となった兄。とどめの見開き1コマ「わかっとる」には惚れた。2012/06/22
田中峰和
5
「本日天気晴朗なれども波高し」の名言の秋山真之の子ども時代、入学前から描かれる。武士階級の貧窮は当たり前の明治初頭、秋山家も貧乏話が尽きない。後の日本騎兵の父となる兄好古は家計のため、風呂焚きと番台の手伝いまでしていたのは有名な話。武士の誇りに拘り続ける真之は悪童たちに兄の仕事を揶揄われるのがたまらない。いじめっ子たちへの報復に次ぐ報復、物語の展開が遅く退屈する。泣き虫だが勉強はできる正岡子規との出会いは、後の真之が単なる武人ではなく和歌も嗜む文人ぶりに影響を与えているようだ。白川精一郎との確執も楽しみ。2021/01/24
臓物ちゃん
4
これって日清戦争で打ち切りになったヤツでしょ?という悪評は知っていたのだが読まず嫌いは良くないのでKindle Unlimitedで全話読了。パワーダウンからか終盤に行くにつれて仮面ライダー THE FIRSTに近づいていくのが難点だが、時折覗かせるゾワッとするような描写の数々が凄まじいのでやはり読まず嫌いはよくないぜ。2022/07/25
北白川にゃんこ
4
何じゃこら。丁寧な話じゃのう。丁寧過ぎて日露戦争の話はほとんどやらないのは知っとるがのうガハハハ。2020/07/14