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内容説明
帝国海軍連合艦隊参謀の真之は、藩閥がモノをいう古い体質に逆らおうとするが、力づくで物事を進めようとする薩摩出身の上官にこっぴどく打ちのめされる。それでもなお合理的に戦法を説く真之だったが、猪武者のような上官には全く相手にされず、ついにクビを宣告されてしまう…!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
49
古い考えを押し通そうとする薩摩人を一掃、真之の考え(気合じゃなくて緻密な計算)が認められる!のぼサン(正岡子規)、帝大を辞めて日本新聞社で張り切るが、、、結核。の割には大食漢!2020/11/09
田中峰和
4
英国で熊楠と再会する真之。東洋人差別に見舞われるが、反骨精神旺盛な熊楠は負けていない。ついに一流科学誌ネイチャーに論文が掲載される。明治の群像を追う本作では、海軍に所属する真之だけが主人公ではない。日本新聞に就職した子規も愛国心を育てながら結核に似合わず大食漢で意気軒高。軍備予算の潤沢な清国に対して、貧乏国日本に同情する英国人技師の熱意にほだされる真之。軍備は国民経済をますます窮迫させるが列強に並ぶためには喫緊の課題だが、西南戦争のヒーロー谷干城は経済優先派。こんな時代でも理性の人はいたのだ。2021/03/16
北白川にゃんこ
4
軍備に金をかけるか貿易に金をかけるか。難しい問題だ。2020/07/17
shikami
2
日本の舵取りは手探り状態で、まさに一寸先は闇ですが、日本のとる対策に関しても政府高官や軍人の間で意見がいろいろと分かれており、緊張は解けそうにありません。陸奥宗光は良くも悪くも、凄まじいキャラクターですね。2009/12/22
Kudo Atsushi
0
古い考えは邪魔2022/02/15