内容説明
その慈愛に、少女は聖き母を見た。
恩ある呉服太物所の女将を助けてほしい――。
つきまとう陰陽師。
明かされる秘密。
十三歳の娘の依頼に、市兵衛の剣が舞う!
真心と感涙の傑作時代小説
江戸のかくれ切支丹をほのめかす手紙を残して、三田の陰陽師うしな秋蔵が殺された。
一方、近くの岡場所で下女奉公するみつぐは、道で折檻されていたのを、呉服太物所の女将・婉に救われる。偶然にも婉の秘密を知ってしまったみつぐは、唐木市兵衛を頼る。
異変を察した市兵衛が独自に探索を進めると、秋蔵殺しの復讐に燃える陰陽師一派もまた、周囲を嗅ぎ回り……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
baba
27
シリーズ35作目。長いシリーズでいつの間にか、若く颯爽としていた市兵衛は、岡場所に奉公する13歳のみつぐの依頼を受け、少女の将来を憂えるすっかりおじさん。隠れ切支丹と陰陽師の争いに巻き込まれる市兵衛の動きに兄の目付筆頭は大丈夫か。題名から展開が予想できた。2026/02/22
ひさか
23
2025年10月祥伝社文庫刊。書き下ろし。シリーズ35作目。少女の依頼で、風の剣をふるう強い市兵衛を久しぶりに見ることができた。川越藩士の娘の早菜さんがラストにちらっと出てきて、自ら納得した生き方をしていて、それを続けていることに安心した市兵衛が楽しい。2025/11/30
み
22
さくさくと♪宗教は、いつの時代も論点になりますね。困った時に、神様仏様ご先祖様に頼るあたしには、理解できません。2025/12/15
ぶんぶん
17
【図書館】風の市兵衛シリーズ、第三五巻。 今回は隠れ切支丹と陰陽師の戦いに市兵衛が巻き込まれる。 まあまあ観戦懲悪という結末だが、後日談が少々引っ張り過ぎ。 早菜との付き合いが、まだまだという感じ。 でも、市兵衛さん落ち着いてしまったなあ。2026/01/15
ニッキー
9
昨日、Amazonから届き、今読んでいるヘニング・マンケルを中断して二日で読み終えました。 珍しく隠れ切支丹の話しでした。今まで無かったかもしれません。みつぐは、また女郎の道を歩むようです。可哀想に。近江屋さんの世話になればいいのに。 そして、市兵衛は近江屋の依頼で、早菜を迎えに。 この二人結ばれるのか⁉️2025/10/13




