内容説明
“算盤侍”唐木市兵衛を、相模の廻船問屋がある言伝を持って訪ねてきた。
言伝の主は返弥陀ノ介の許から姿を消した女・青(せい)だった。彼女は伊豆沖で海賊に捕らえられたが、そこから逃げ出したらしい。
弥陀ノ介には内密にと請われ、市兵衛はひとり平塚に向かう。
一方、弥陀ノ介は〈東雲お国〉と名乗る女海賊の討伐のため浦賀奉行所に派遣される。だが、お国は、弟を殺された哀しみで、復讐の鬼と化していた……。
舞台は相模の海上、いよいよ円熟期を迎えたベストセラー「風の市兵衛」シリーズ、感動の第20弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
106
風の市兵衛「架け橋」20巻。弥陀ノ介さん運命の再開物語の最後は青さんを嫁にしかも子供まで、市兵衛さん一生懸命奔走活躍したのに見合の話はダメでしたね、ま~市兵衛さんらしいかな。次巻があるのかなちょっと心配なエンデイングでした。2017/11/26
はにこ
31
市兵衛に縁談。もう40になった市兵衛にまたとないチャンス。そしてまた出てこないかなぁと思っていたお青。出てきたー!しかも弥蛇ノ介の子供を身籠っていたとは。海での戦いを経て弥蛇ノ介とお青と市兵衛の縁談は明暗分かれた。さてここに来て、前作を飛ばして読んでいたことに気がつく。早く読まないと。。2021/02/25
ベルるるる
28
終わり方がまるで最終回のようだった。2017/12/20
み
25
う~ん、心配な終わり方。最終作なんだろうか。青が幸せになれそうなのは良かったんだが。2018/02/09
ひさか
21
2017年8月祥伝社文庫刊。書下ろし。シリーズ20作目。青と弥陀之助の仲を取り持つ市兵衛。しかし市兵衛の進む先は決まらず。どーすんだ市兵衛。2018/07/23