内容説明
「欠け落ち」した若い男女を連れ戻せ! 市兵衛、若き日に算盤を学んだ商都・大坂へ!
北町奉行所定町廻り同心・渋井鬼三次の息子・良一郎が幼馴染みの小春と失踪した。
残された書き置きから大坂への欠け落ちが疑われたが、はたして本当に恋の逃避行なのか?
親の責任を感じた鬼三次は、友人の唐木市兵衛に二人の捜索を依頼、市兵衛は、良一郎の兄貴分・富平を伴って大坂へと出発した。そこは若き日に市兵衛が算盤を学んだ地でもあった。
やがて、二人の出奔前、幼い頃生き別れとなった小春の姉・お菊が大坂で不審な死を遂げていた事実が判明、さらに姉妹一家の陰惨な過去と悪徳両替商の存在が浮上した……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
102
風の市兵衛 弐「縁の川」24巻。渡り用人市兵衛さん、修行時代の上方へお帰りなさい、ずいぶんと年月が経っているので勝手が違うのかちょっと地味な活躍でしたね。「一筆啓上 小春様」は切なかったですね。 2019/03/18
はにこ
32
良一郎と小春が大阪に。その後を追って市兵衛も。両親が死んだ真相を知り、仇を打つのかと思っていたんだけど、ちょっと違った結末に。江戸が舞台じゃないからなのか、役者が揃って無かったからなのか、いつもより迫力に欠けた気がする。2021/05/20
真理そら
31
市兵衛さん大阪へようこそ!身近な地名が続々登場する風の市兵衛シリーズが読めるなんて、感激です。ちょっと前までは市兵衛さんが地方巡りすると常連に会えなくて寂しかったけれど、シリーズが弐になってからはそうでもない。2019/02/17
のびすけ
28
今回の市兵衛さんは、失踪した良一郎と小春を追って大坂へ。二人が失踪した背景や大坂での捜索に多く割かれていて、物語の正味としてはやや物足りなかったかもしれない。それでも、小春とお菊姉妹の境遇が切なく、お菊から小春に宛てた手紙には胸が熱くなった。大坂の米取引や長屋投資の話も、市兵衛シリーズならではで興味深かった。良一郎と小春はこのまま結ばれるのかな?2023/07/27
み
28
さくさくと♪市兵衛さん、今作も剣だけでした、ちと残念なり。小春さんは、どうするのか、先が楽しみ(^o^)2019/06/21
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