祥伝社文庫<br> 斬雪 風の市兵衛 弐[30]

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祥伝社文庫
斬雪 風の市兵衛 弐[30]

  • 著者名:辻堂魁
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 祥伝社(2021/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396347673

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内容説明

市兵衛、儚い真心さえも喰らい尽くす悪鬼を断て!
藩の財政立て直しのため江戸に出た老勘定衆が目にした利権の巣窟とは!

跡継問題に決着をみた越後津坂藩は、新たな江戸家老のもと財政再建に心血を注いでいた。
そんな時、初老の勘定衆が百五十両を着服し逐電した。男は江戸家老の幼馴染みだった。友の潔白を信じる家老の依頼で、市兵衛は捜索を開始する。だが、行方は杳として知れなかった。
ある日、市兵衛は失踪した男を知る場末の娼婦に出会う。さらに、不穏な噂がささやかれ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

82
風の市兵衛 弐「斬雪」30巻。武士の一分を通した多津民部、真の愛の一分を通したおしずさん、瀕死の重症だった弥陀ノも少し歩けるぐらいに回復し、少し出番が少なかった?市兵衛が最後に事件解決締めくくりましたね。 2022/01/15

やま

71
旗本家の勘定を見る用人を家業とする浪人・唐木市兵衛の活躍の物語です。前作で市兵衛が、実兄で公儀目付役筆頭の片岡信正の依頼で、江戸に隠れていた越後津坂藩主鴇江伯耆守憲実の嫡子・憲吾を助け出した。これにより津坂藩は、改革が行われ殺された江戸家老・聖願寺豊岳に代って、新たに江戸家老として戸田浅右衛門が着任する。市兵衛は、浅右衛門から勘定方の津坂藩士・津田民部が公金百五十両を盗んで失踪した件の捜査を依頼される。調べて行くと津田は、越後津坂から江戸へ米を送る時に不可解な流れがあるのを発見して正そうとして…。続く→2022/04/18

真理そら

63
小春・良一郎も鬼渋の元妻・お藤が乗り出してきたので何とかなりそうで一安心。前作でお世継ぎが戻ってきた越後津坂藩は新しい江戸家老を迎えて改革に臨んでいる。藩主の正室・蘭の方は公家出身らしくなくパワフルだけれど、やはりそういう立場での陰謀は限界がある。おしずの描き方が辻堂さんらしくしっとりと哀しくて好きだ。2021/10/20

baba

37
前回の津坂藩の話が何度も繰り返され中々進まない。主役の市兵衛さんの出番が少なく寂しい。最後の立ち回りとお馴染みの登場人物がやっと現れるまでが長かった。2022/02/03

ひさか

30
2021年10月祥伝社文庫刊。書き下ろし。シリーズ30作目。前作の続きの越後津坂藩絡みの調査仕事を頼まれた市兵衛。冗長な展開がちと辛かったですが、ラスト付近の市兵衛の風の剣でそれも払拭されました。市兵衛の強さは痛快で爽快です。2021/12/30

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