内容説明
死者の軍勢に襲われるヴォラキア帝国で、屍人への対抗手段を手に入れたナツキ・スバル。一方、辿り着いた城塞都市でチシャの遺した情報から、アベルは屍人を率いる『魔女』スピンクスがもたらす『大災』の真の狙いを看破する。迫る帝国の滅亡を止めるため、スバルたちは決戦へ臨む覚悟を決める。同じ頃、帝都でセシルスと合流したアルは、囚われのプリシラを救い出し、あとに続くものたちの道を作るため、再び都の城壁の攻略を目指す。
「愛を罰せよと? ――そのような無粋な行い、する方が惨めであろうよ」
大人気Web小説、天命と選択の三十六幕。誰の眼があろうとも、この道を往くは我一人――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
死者の軍勢に襲われるヴォラキア帝国で、屍人への対抗手段を手に入れたナツキ・スバル。迫る帝国の滅亡を止めるため、彼らは決戦へ臨む覚悟を決める第36弾。辿り着いた城塞都市でチシャの遺した情報から、屍人を率いる魔女スピンクスがもたらす大災の真の狙いを看破するアベル。同じ頃、帝都でセシルスと合流したアルは、囚われのプリシラを救い出して、後に続くものたちの道を作るため、再び都の城壁の攻略を目指す展開で、星詠みやアベルの掘り上げもありましたけど、全体としてはなかなかカオスな状況で、ここからが最後の戦いの始まりですか。2024/01/29
リク@ぼっち党員
10
ちょっと前の敵が味方になったり、消息が不明になっている人物がいたり、戦線から離脱しているメンバーもいたりと、かなり戦線がゴチャゴチャしてきた。破天荒なセシルスをメインに据えて物語が動いてるのもそれを助長している気がする。意外と誠実で嘘つかないけど、語り部としてはトリッキーすぎる。何気にアルの事情が明かされてきて、スバルのことを兄弟と言う理由の一端が見えたのが一番の進展なのでは。20年あれば少しくらい理由を掴んでるか? そしてメインメンバーの戦いは次回以降になりそうで、どう立ち回っていくのか。2024/01/07
らいおねる
9
36巻まできてもう引くに引けなかったけど踏ん切りつきました。流石にもう無理。話が進まないのはまだ許せるとしてももう脇役レベルでいいんじゃないのっていう人物の話ばかりで肝心のスバルたちの話が少なすぎ。幕間?要らないよ。数年後に結末だけ知ろうと思います。2024/01/12
みどり
9
あれ?まだ続くの??前の巻でここで帝国編は終わるという話ではなかったの?あと2冊くらいはかかりそうだよね??という雰囲気。2023/12/27
椎名
8
星詠みについてわかってきたはいいが、ちょっと中弛みが長くて読みづらさが勝ってしまった。アルの掘り下げがあったのは大きい。2024/01/11