内容説明
ヴォラキア帝国の存亡をかけ、『魔女』率いる屍人の軍勢との最終局面へ突入するナツキ・スバル。城塞都市が大軍の足止めに籠城戦する中、スバルたちは『大災』の狙いを挫くため、再び帝都の五つの頂点の攻略へ挑む。龍虎相搏ち、雷鳴が大地に轟き、天空は氷炎に支配され、茨の冠に狼牙が迫り、燃える慈愛が妄執を打つ。いずれも世界の終わりを描くような激闘、その果てにスバルたちは宿願の成就を望むスピンクスの虚ろな眼と対峙して――。
「幸せな夢を見ている暇なんてありません。――辛く苦しく、愛しい現実が待っているので」
大人気Web小説、死闘と切愛の三十七幕。そこにあなたがいないなら、私は世界を望まない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
城塞都市が大軍の足止めに籠城戦をする中、『大災』の狙いを挫くため、再び帝都の五つの頂点の攻略へ挑むスバルたち。『魔女』率いる屍人の軍勢との最終局面へ突入する第37弾。文字通り総力戦で挑む、各所で行われる帝国の存続を掛けた屍人の軍勢との戦い。ロズワールの激闘やガーフィールの奮闘、ハリベルやセシルスの実力、アベルの陽剣解放などなかなか見どころも多い展開になっていましたが、アベルとプリシラの関係だったり、炎を抜け出した魔女だったり、ここに来て様々なことも明らかになっていく中、この状況を打破できるのか続巻に期待。2024/04/18
みけ
1
こういうことになるだろうとは思っていたが、遂にあの魔女が現し身を持つ。ますます強敵が増えて、いったい何巻まで続くのか。ラスボスっぽいのだが。生きている間に最後まで読めるのだろうか。 それにしてもレムの記憶はいつになったら戻るのか?スピカ命名で期待したものの、そう簡単にはめでたしめでたしとはなってくれないようだ。2024/04/29
カルラ
1
帝都の各所で屍人たちとの総力戦がほとんどの巻だったけれど、やっぱり戦いにスバルがいないと面白くないね。でもラストはワクワクの結末だったので、次が楽しみ。2024/04/18