内容説明
プレアデス監視塔に向かったナツキ・スバル一行を裏切り、世界を敵に回すと宣言したアル――否、アルデバラン。立ちはだかる『剣聖』ラインハルトと死闘を演じるアルデバランは、無数の機会と作戦を以て世界最強の牙城へ挑む。最果ての地で始まった戦いは、四百年前の伝承を再現するかの如く、やがては『剣聖』以外の伝説をも巻き込んで、その混迷を深めていく。全ては『後追い星』として、世界を救うために呪われた男の願い通りに。
「――はい。僕は、彼ら三人と一度に手を繋ぐこともできない『剣聖』です」
大人気Web小説、最強と最恐の四十幕。――君と同じ灰になる。何もかもを終わらせて。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
プレアデス監視塔に向かったナツキ・スバル一行を裏切り、世界を敵に回すと宣言したアルデバラン。無数の機会と作戦を以て世界最強の牙城へ挑む第40弾。立ちはだかる『剣聖』ラインハルトと死闘を演じるアルデバラン。『剣聖』以外の伝説をも巻き込んで、気の遠くなるような繰り返しの末にその死闘をうまく切り抜けたと思ったら、今度はフェルト陣営との衝突ですか…。フェルト陣営の意外な強さだったり、ロム爺の正体にも驚かされましたが、何よりもアルの死に戻りがまたどこまでも壮絶で、何万回も繰り返せる凄まじい精神力には圧倒されました。2025/04/21
椎名
5
アル陣営vsフェルト陣営戦。フェルトの生き抜くための胆力のようなものはわかっていたつもりだったが、それでもラインハルト抜きにここまで盛り上がると思わなかったのが正直なところだ。ロム爺があまりにも強力過ぎる。しかしそれらを纏める人望があるのがフェルトだというのも納得できる、という輝きがちゃんと見えるのが本当にすごいな。ラインハルトを送り出すときの三人一度に手を繋げない程度だという台詞があまりにも良かった。そしてペトラがここにきてヒロインレースに乗ったと言ってもいいくらいの役割を担ったような。2025/07/24
零崎夢織
4
時間が無いので登録のみ2025/04/27
☔(sub)
2
第九章2 フェルト陣営とアルデバラン連戦。ロム爺ことバルガ・クロムウェルは本当に大参謀じゃないか。ロム爺VSアルデバラン戦がダントツに面白かった。主人公、裏主人公の関係であると予想できるスバルとアルデバランはお互いに似た権能を持っているのにも関わらずこうもやり方が違うってのと、スバルが第七章で感じていた苦しい死に戻り(アルの権能?)とサテラの権能の違いによる両者の在り方の違い、そしてアルがスバルを追放(おそらく消滅を目論んでいる)のはエキドナ関連か? エミリアは本当によく疎外されてしまうなぁ。六月が楽しみ2025/04/20
ShuURyuU
1
終始アル主観で話が進む巻となりましたが、過去最多の「死に戻り」が描かれましたね。スバルのと違いアルの権能はマトリクスの更新というセーブ機能があるためチートというよりインチキに近いものを感じました。やってることはスバルみたく打開策をさぐって地道に対応できるまで繰り返すというものですが、いざ敵になってラインハルトを始めとするフェルト陣営の総力をもってしても打開するさまをみると、アルの努力があるにしても戦ってる相手の技術や作戦等々すべて把握して対応するなんて卑怯だなぁって感じちゃいました。いい加減アルの正体はよ2025/10/28




