内容説明
ヴォラキア帝国の希望を背負い、滅亡の担い手である『大災』と戦い続けるナツキ・スバル。ついに己の造物目的を果たした『魔女』は、変わり果てた姿で最後の勝負を挑んでくる。次々と切られる手札は滅びへのカウントを進め、時計の針がゼロへ至るとき、慈悲と慈愛の焔が帝国を覆い尽くす。長きにわたる戦いの決着、夜明けと共に訪れる朝焼けを追い越す空に、一人でも多くの誰かと辿り着くため、今、剣狼の群れの心は一つになる――。
「世界は妾にとって、都合の良いようにできておる。――そら見よ、また妾の勝ちじゃ」
大人気Web小説、愛情と情愛の三十八幕。焔のように生きよ。世界はかくも美しいのだから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
ヴォラキア帝国の希望を背負い、滅亡の担い手である『大災』と戦い続けるスバル。ついに己の造物目的を果たした『魔女』は、変わり果てた姿で最後の勝負を挑んでくる第38弾。次々と手札が切られ、慈悲と慈愛の焔が帝国を覆い尽くす中で、正直ずいぶん遠回りした感もあった帝国編も激闘の末にどうにか激闘の末に決着しましたけど、その最後の最後であんな結末が待っているとは夢にも思わなくて正直愕然としました。最後までらしいといえばらしい結末で、とはいえ今後の展開にどう影響を及ぼすのか、新たなプロローグにも不穏な予感しかないですね。2024/07/23
椎名
8
大災編完結。長かったがこの長さにしっかりピリオドを打ってくれる終幕。ここであの人が脱落することになるとは、しかし最後まで美しく誇り高くかっこいい生き様だった。アルについてもかなり情報が出たのでは。2024/07/23
零崎夢織
2
時間がないので登録のみ2024/08/31
みけ
2
帝国編遂に完結となったが、それ以上に重要な巻だった。 あの結末は全く想像できなかった。スバルの死に戻りでも運命を変えられない。展開が一気に加速された。 最後にスバルとアルデバランとの関係が仄めかされている。そろそろ次あたりで明らかになるのか? レムは結局記憶を取り戻すことはなかった。そのつもりないのかもしれない。どうもレムのヒロインとしての役割が薄れていきそうだ。 次巻から新章。久しぶりに次が待ち遠しい。2024/07/24
ごまぐる
1
終盤の戦いはアニメを意識した描写なんだろうけどあまり頭に入ってこなかった。退場させるのかよ。ということはこの先に順番にそうなっていくんか~い。2024/09/28