内容説明
繰り返しを見つける、意味のある桁数で計算する、帰納法と演繹法を組み合わせる、誤差の種類を見分ける――。あらゆるジャンルの専門課程に進む前に身につけるべき科学的な発想法、作法、データ分析の技法をわかりやすく解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PDCAサイクル
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デカルトによれば正しいことを知るにはその正しさを分析できる確かな手法を身につける必要があるとされる.科学においては正に誤謬に陥らず正しい論理に基づいた判断が求められる.科学に従事する者は帰納や演繹による論理的手続きによりまだ確かめられていない事柄の真偽を明らかにして知識を積み上げてきたが,傑出した科学者は論理的判断よりも賢明な研究テーマの選択に秀でており,まだ存在していない体系化された知識を生み出そうとする創造力,俯瞰力,計画力などによって偉業を成し遂げている.これら先人には多くの学ぶべきところがある.2017/05/16
農明(ノウミョウ)
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自然科学は何を目的にして、どのように発展してきたか、論理的とはどういったことかといったことを含めて、科学的なものの見方を教えてもらうことができました。 自然現象を数式で表現する際、時間進展すなわち時間の項が入り、微分方程式により表されるといった部分は、当たり前と思われるかもしれませんが、うまく文章化されていて参考になりました。2018/12/24