内容説明
新旧民法の比較、 中国や韓国など東アジア諸国との比較、 さらに現行法と仮想状態との比較。 3つの比較を通じて、日本の家族法の考え方を知り、 社会の変化や技術の進展を見据えたありうる家族法のすがたを考える。 概説書のサブテキストに最適の1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりもり
1
放送大学のテキストは、各界の著名な先生が執筆しているだけあって、コンパクトかつ良質なものが多いが、その講義が終了してしまうと手に入らなくなるのが難点。それを叢書というかたちで復活してくれる(なおかつ内容もブラッシュアップ)というのは、非常に嬉しい限り。本書についても、各国(または旧民法)との比較という形で、家族法のもつ特質や問題点を論じるという視点が新鮮で、非常に面白かった。大村先生が論じる、より多様な論点を読みたいと思ったがそこまでは期待しすぎか。良書。★★★★★2016/01/26
いとのり
0
青司協の民法勉強会で発表するために読みました(久しぶりの紙の本)。世界各国の民法(家族法)と日本法の違いを様々な切り口で比較している内容ですが、かなり興味深いものでした。一応日本の民法については知識がありますが、世界の民法はあまりしらず。。。比較して日本民法の特徴を見ていくのはなかなか楽しい作業でした。2018/08/10