内容説明
ここ数年、“ビールの多彩さ”が語られるようになってきました。以前から人気のあった爽快なピルスナーはもちろん、香り高いビールや味わい深いビールが一般的な消費者にも広がっています。クラフトビールや海外ビールだけでなく国産大手メーカーの銘柄も、飲むシチュエーションや食べ物によってライトなものから個性的なものまで“ビールを選ぶ”ことが当たり前になりつつあります。これは、ビールが、幅広いレンジを持つお酒だからこそ可能なことであり、欧米ではワインリスト以上に充実した“ビールリスト”を用意したレストランが人気を博しています。日本でもビアフェスティバルが各都市で行なわれ、数十種類の生樽を並べたビア・バーが満席となり、ナショナルブランドからも麦芽やホップや酵母や水を厳選した銘柄が発売されています。もはやビールは、とりあえず飲むものではありません。ビールは、厳選される時代です。
目次
特集1 ビアスタイルを学ぼう！
特集2 知られざる「シードル」の魅力
ビール王国編集部が選んだ「本麒麟」との№1 おつまみペアリング
シメイ、その深遠なる世界の探訪 タレント 眞鍋かをりさん
金麦〈ゴールド・ラガー〉の誕生によって消えゆくビールと新ジャンルの境界線
日本の洋食を世界に発信するレストランがバイオキューテックを選んだ理由
ビールの極意「適温」を極める
ビールのための「液体酵母」という選択
なぎら健壱の「のどごしの町とビール」4
ビール短編小説21「かわいい家族」/ 室井佑月
真鍋かをりの旅先ビール21/ ハワイアンビールのボトルの向こうに見える宝物
杉浦太陽のビール日記7
ベルギービール解体新書10/ 山本高之
Kingdom Information
塾長のホロ酔いビール紀行/ 酒井俊治
罪とビール 第六章「暴かれたなおぽんの陰」／木下半太
北海道ビール今昔物語
パブめしペアリング
ブルワー魂/ 城端麦酒 山本 勝さん
ビアアミューズメント8/ マジックバー十時
ビールを飲むなら名建築で14/ 旧奈良監獄
大使館リポート
大使館リポート番外編 フィレンツェで人気のビアスタイル
〆のビール／いわて蔵ビール 佐藤 航さん
