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内容説明
刻は昭和……用心棒に雇われた不破現(ふわ・うつつ)は、一人の男と出逢う。男の名はケンシン・マエダ。その奇縁はやがて大きな流れとなり、陸奥九十九(むつ・つくも)へと至る――。十年ぶりの新章『昭和編』開幕。『修羅の門』へと繋がるキーエピソード登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
26
不破現と前田謙信の陸奥九十九に至る物語。“刻”は歴史上の偉人と絡む構成だったけど、昭和編は本編に繋がる話だったのでいつもの刻とは一風変わってたね。山田こと現は本編同様の軽さで飄々としてたのに対し、ケンシンマエダの放つ鬼気は凄いものがあるね。そんな活気溢れるケンシンマエダを自分のペースに巻き込んでしまうのが陸奥。静流のパワフルで気持ちの良い馬鹿さは陸奥の血族ならではだねw2016/01/15
T.Y.
26
昭和の頃、不破一族の現は、陸奥超えを目指す武術家ケンシン・マエダと出会い、彼を陸奥の里へと案内し、そこで陸奥の娘・静流と出会う……というわけで『刻』としては初めて歴史上の人物が登場しない、九十九出生の背景を描く親世代編。これまでと違い、戦いでカタルシスとは行かなさそうな話だが、明るくパワフルな静流がいい味を出してる。飄然としつつも闘志を秘めた陸奥達と違い、戦う気のない現も物語にいつもと違う味を与えるが、助けに入る時の動きなどはさり気なく流石。しかし想像以上に昔の雰囲気のような。地域の問題もあるだろうけど。2016/01/15
静人
25
「陸奥の男って大馬鹿じゃないですか。生きていくより、強くなる事の方が大事で。あなた達は馬鹿の匂いがします。陸奥の女は、馬鹿が大好きなんですよぉ!」2016/01/16
highig
17
( ^ω^) 実に十年ぶりの新刊らしいが、弐門も追っていたので、個人的にはそんなに久しぶりという感じがしない。修羅の刻は陸奥圓明流千年の歴史の物語で、時代時代に現れては歴史的人物と闘い勝利する-既刊はそのような構成だったのだが、今巻の主人公は不破現。そう陸奥九十九の父親だ。つまり、この新章である『昭和編』は事実上本伝の前日譚ということになり、外伝というよりも番外編といった所か。それとも、やはりこれも本伝へと繋がる歴史の一部ということなのか。今巻は実に・・・本シリーズらしからぬ青春群像劇!面白かったですお。2016/06/01
新天地
16
『門』の方の九十九の回想で想像してたのと、静流さんのキャラが全然違うのがむしろ良かった。ケンシンマエダが生真面目過ぎてギャグキャラっぽくないっているのも笑った。しかしとにかく山田さんが最高の一言に尽きる。2016/01/30
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