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内容説明
矢代稜は名人と謳われた祖父より江戸そばの技術を伝授された男。
自由にそばを打ちたいと店を構えず、車にそば打ち道具を積み、東へ西へ放浪の日々。今回は出雲蕎麦を丁寧に取材し、江戸蕎麦との対比を見事に描きつつ、松江の地を深く愛したラフカディオ・ハーンの生き様にも触れた「出雲そばルネサンス」、神田藪そばの魅力を掘り下げた「神田藪そば年代記」ほか9編を収録。本格日本蕎麦の味を読んでお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei@名古屋
17
なんだかんだと読み続け、今や行きつけの蕎麦屋まで出来てしまった。粋にはほど遠いですがねぇ。感想まったく関係なし2015/04/25
ぐうぐう
9
「出雲そばルネッサンス」のエピソードがいい。出雲そばを題材に取りながら、郷土そば全体における問題を提起している。それを、小泉八雲を登場させ語るのが、いかにも山本おさむらしい。地方と都市、日本と西洋、そもそも違うものを競争させ、強引に画一化させる傾向に対し、画一化から多様性を取り戻そうとするルネッサンス。もはや、そばの問題を超えた主題がそこには見えてくる。2015/04/20
ユイ
7
地元のそばを頼んでおきながら、自分の思ったそばと違うと押し付けるのはいかがなものかと。そしてそれを押し付けるのではなく、東京者のいう事を聞いてあげているのだから地方の方は優しい人が多いのですね。そばにもあんかけってあるんですね。2015/07/24
tak
6
何時か食べた、出雲そばの違和感は、これだったかも。2015/03/30
santiago
1
「古いものヨキコト多く、新しいものヨキコト少ない」小泉八雲が食べたに違いない、本当の出雲そば探し。江戸そば中心史観ともいえる流れに掉さして、郷土そばルのネッサンスが起こる。2022/04/16