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内容説明
矢代稜は名人と謳われた祖父より江戸そばの技術を伝授された男。
自由にそばを打ちたいと店を構えず、車にそば打ち道具を積み、
東へ西へ放浪の日々。人は「そば」をどんな背景で「麺食」として
食べ始めたのか、またそば切りがいかに全国に伝播したのかを
探るために、九州から京都、そして蕎麦王国・信州を旅して回る
矢代稜。稜がたどりついた答えとは……!?
そば切り発祥の旅から帰った稜に周囲はエリカと
谷中藪を継ぐことを期待するが、稜は世界一周の旅に…!?
読むと蕎麦が無性に食べたくなる蕎麦漫画の決定版、堂々の完結編です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
またおやぢ
18
蕎麦きり発祥の謎に迫る意欲作。最近美味しいお蕎麦屋さんが多くなったと思う京都であるが、それは原点回帰ということなのかも。中仙道を通って発展したのであれば、長野で蕎麦文化が花開くのも頷ける。とても興味深い学術的な内容ではあるのだが、結局のところ、蕎麦の起源はどこなん?という疑問も残る...そんな腹膨れる思いを抱くシリーズ最終巻。しかしなんで世界クルーズへの出発がエンディングなのか?まさか、世界の蕎麦事情に手をつけようと考えているのかしらん?でも、世界に蕎麦きりはないやろな。うん。2016/08/26
ぐうぐう
14
『そばもん』完結。蕎麦だけを題材に、全20巻もの漫画を描くとは、前代未聞ではないだろうか。山本おさむらしい粘りと、丁寧さ、そして誠実さがあってこそ、成し得ることのできた偉業と言っていい。何よりも、マイノリティを積極的に描いてきた山本だからこそ、蕎麦という地味な題材をここまで魅力的に描くことができたのだ。2016/07/30
kei@名古屋
9
良い完結ではなかったでしょうか。蕎麦を手繰りたくなりますね2016/08/18
わたなべ
6
そば切りに関するアカデミックな話題での最終巻でしたが、恋の行方も含めて盛り上がりに欠けたように思いました。2016/08/27
シーナ@食べ物漫画好き
5
最終巻 今まで蕎麦以外にうどんやラーメンやカレーにカツ丼まで紹介してきたが、最終巻は麺そして蕎麦切りの発祥を語り総仕上げとなりました。そして主人公の矢代稜は独立して蕎麦屋を構えるのか‥ はたまた旅を続けるのか? まだまだ続けられそうな漫画だったので読めなくなるのは残念です2016/08/05