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内容説明
『第八の使徒』完全捕捉! その一本は、神咲豊多香(かんざきゆたか)が憧れた高潔な「マドンナ」。彼女に謁見を許された者は、心せよ。万人を虜にする官能の芳香(アロマ)に酔いしれぬよう――。雫(しずく)と一青(いっせい)が用意したそれぞれのワイン。その二本のシャンパーニュには決定的な違いがあった! 豊多香が遺した『使徒』に隠された“マドンナ”を探し出したのはどちらなのか……!? 『第八の使徒』編、決着!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山茶
15
内容が濃かったなぁ。第八の使途終了し、遠峯の過去も明らかになり。そして元カノの話に・・・。相変わらず美しい表現の数々に魅せられます。2010/12/29
kei@名古屋
13
マドンナは皮肉だなぁ。でもどう考えても神崎があのお母さんを好きになるように思えないんだよなぁ2010/12/29
HIRO1970
3
⭐️⭐️⭐️2015/01/04
mayama@読書生活自由型
3
目的のためには手段を選ばず、彼を慕う多くの人たちの情を退け・・・でもようやく弱みを見せられる相手が現れたのにね・・。ローランの愛情を退けた時点で遠峯の負けが確定した気がするなあ・・・。人の口に入って至福を与えてくれるものはそれ自体も人あってこそだと思うのね~。亜弓さんが天才のマヤに勝てないのと同じ理屈が見えるわ。それでもいつか雫と一青が良きライバルとして並ぶ日が来ればいいと思います。そして相変わらず主人公の雫は自覚なくモテモテ・・。2010/12/25
Yuichi Arioka
2
雫くんの高校時代の元カノである早美詩乃さんとの再会。人は人生の長さを競うのではなく、どんな人生を生きたか、何を残せたか。ズシリとくるマスターのお言葉… 一方で遠峰一青も陳年紹興酒に変わるワインとしてシャトーディケムの黄ワインを提案。 今まで飲んだことないが、セミヨンのジュラワインは絶対死ぬまでに一度飲みたい。 ジュラサヴォワ地区のヴァンジョーヌ。興味深い。2020/03/31