全集 日本の歴史 第5巻 躍動する中世

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全集 日本の歴史 第5巻 躍動する中世

  • 著者名:五味文彦【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 小学館(2014/11発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784096221051

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内容説明

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中世とはどういう時代だったのか。政治・社会・文化の新たな枠組みが構築され、武家政権が誕生し、新たな宗教活動が活発化し、今に伝わる祭りが発生する。そして権力者だけではなく多くの人々が歴史の舞台に登場し、その人々が列島を縦横無尽に駆けめぐり、各地に地域社会が形成されていく。そんな、沸騰するエネルギーに満ちた躍動感あふれる時代を、平安時代後期の院政期から応仁の乱までを中心に、政治・社会・宗教・芸能・文学など、多彩な視点で描く。歌に込められた中世びとの思い。絵巻に描かれたいきいきとした表情。発掘成果からうかがえる都市や湊の栄枯盛衰。豊富な史料から、中世の実像が鮮やかに浮かび上がってくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

40
【中世24】源平の時代そして政治史からそろそろ離れよう。時代的にも分野的にも領域的にも。本書はまさにうってつけで、応仁の乱直前まで、文化・宗教・社会・環境史まで、アイヌ・琉球まで、と視野を広げ、"まるごと中世"を論じようとしている。それも文化・宗教・社会・環境史を別々にではなく、時代を追いながらそれらが混然一体となって語られる。やさしく書かれているのですらっと読めてしまうが、これはかなりの力業だ。紙面が限られるので個々のエピソードがさらっと論じられているので、物足りなくも思ったが、恐らくこれは、読者が↓2022/04/21

KAZOO

33
この日本史シリーズは、読者の理解を本当に助けてくれる工夫がなされています。編年体の分冊のほかに、この本のように中世を概観してくれてその全体像を把握することができる本がほかにも「古代史」「近世史」とあります。確かにこれを読んでその後の時代を書かれたものを読むと理解が深まります。和歌や生活文化などの中世の通史となっています。2014/11/12

kenitirokikuti

8
図書館にて。この小学館「全集 日本の歴史」(15+1)通読を目論んだけど、古代のところで欲が出てしまい芋づる式にあれこれ寄り道する羽目になった。この第5巻は中世史を概観するものだが、なるほど、平安京を古代律令制国家の完成と見るか、それとも中世の濫觴を見出すのとでは全然景色が異なるなぁ。万葉・日本書紀・古今和歌集・新古今と、吾妻鏡・梁塵秘抄との差だ。2021/10/31

ひでき

5
これまであまりに断片的だった日本の中世や対する理解がつながった。 テーマの展開として紹介される中世の絵画三点のうち、一遍聖絵、洛中洛外図。これらは、歴史民俗博物館展示により親しみがある。中世は現代と近くて遠い。文献や作品がおびただしく残っている意味では限りなく近い。しかし、分権的社会であり、地方民俗や宗教に対する感覚は理解が難しい。この意味では遠い。それでも、中世を理解しないと日本の日本たるゆえんが見えない。中央集権の近代、現代が理解できない。2014/01/11

shiggy

4
他の巻にも増して読み辛い感じがあったが、大きな視点で歴史を捉えようとする内容は良いと思う。最近歴史関連の本では気候や他国との関係も含めた大きな視点で歴史を語る事が多いし、それは重要な事だと思う。2020/09/30

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