角川SSC新書<br> 哲学入門 死ぬのは僕らだ! 私はいかに死に向き合うべきか

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角川SSC新書
哲学入門 死ぬのは僕らだ! 私はいかに死に向き合うべきか

  • 著者名:門脇健
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • KADOKAWA(2013/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047316171
  • NDC分類:114.2

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内容説明

ソクラテス、プラトン、アウグスティヌス、パスカル、ニーチェ、ヘーゲル、カミュ、レヴィナスという古今の8人の哲学者が残した“決めゼリフ”を、「いかに生きて死すべきか」という視点から読み直し、その言葉の中に見えてきたさまざまなことについて考察している。著者は難解な哲学用語をほとんど使わずに、「死」について哲学しているので、まさに、何度も何度も哲学書に挫折してきた人にこそおすすめの一冊といえる。大学の哲学科の教授と寺の住職という二足のわらじを履いてきた著者が導いた「私はいかに生きて死すべきか」に対しての答えは・・・。

目次

序章 「死を知っている者は誰もいない」―プラトン『ソクラテスの弁明』より
第1章 「他者とは、殺したいという誘惑に駆られる唯一の存在者である」―エマニュエル・レヴィナス『困難な自由』より
第2章 「私の幼年時代はとっくの昔に死んでしまったのに、私は生きている」―アウグスティヌス『告白』第一巻より
第3章 「これが生だったのか。よし!もう一度!」―フリードリッヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』より
第4章 「自殺は認識の不足である」―アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』より
第5章 「人間は、自分が死ぬことと宇宙の自分に対する優勢とを知っている。宇宙は何も知らない」―ブレーズ・パスカル『パンセ』より
第6章 「死という否定に留まることは、否定を存在に変換する魔法の力である」―ヘーゲル『精神現象学・序論』より
終章 「真正に哲学する者たちは死ぬことを練習している」―プラトン『パイドン』より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジム

2
自分がボディ愛好者であるとわかっただけでも収穫でした。これからは、死ぬのは怖い、嫌だと嘆きながらも(死を受け入れられるようになるなんて今は想像もできない)、自分なりに「自らの死」というものは何を意味するのか、何をもって死とするのかなどを考えてみよう。2017/07/07

Yasushi I

1
多くを考えさせられ、多くを学んだ一冊。歴史上の著名な哲学者、現代の身の回りのこと、動物行動学まで幅広く取り上げ、難解な考えも分かり易い言葉に変えて論じてくれている。哲学者であり僧侶である著者ならではと思う。他作も是非読んでみたい。2016/04/24

ニョンブーチョッパー

0
★★★☆☆2016/01/05

みどるん

0
思いの外、明るい本だった。何にもとらわれず本質的に考えるという哲学の行為は体の感覚にとらわれることから脱することと同義であり、それゆえ死の練習と言える。こういう内容が詰まっていて楽しい。2014/09/23

UT

0
POPな哲学入門。ソクラテス(プラトン)に始まり、ソクラテス(プラトン)に終わる。分量は多少違えど同じ箇所のレヴィナスの文章を三度くりかえすなど、工夫(茶目っ気)もあって楽しい。2014/07/13

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