内容説明
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本書は、1955年前後から現在までを扱っている。占領期を脱した日本人は、まずはひたすらに「物の豊かさ」を求めた。質より量、そしてスピードが問われる時代の始まりであった。それは私たち日本人が主体的に選んだ道だが、高度経済成長に象徴される経済的な「豊かさ」の達成過程は、産業・生活・文化・自然環境などあらゆる面で、大きな変容を引き起こした。そして変容がもたらした社会の歪みや矛盾は、特定の人々や地域へのしわよせとして現れることになる。本書は、そのしわよせを強いられた存在としての「女性」「農漁業」「沖縄」などに注目しながら、私たちはみずから何を選び、何を失ってきたのかを、社会的側面を中心にみていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
31
表紙だけを見るとかなりアニメやコミックについて触れられているのかと思いましたが、そうではなく戦後からのつながりを中心に書かれています。現代における問題点をある程度網羅的に論じられておりそれなりに評価したいのですが私から見ると中途半端な部分がややある様でもう少し厚くなってもいいのでしっかり書き込んでもらいたかった気がします。眼の付け所はいいものがあると感じています。2015/02/25
shiggy
5
シリーズ最終巻。現代に直結するだけにとても興味深い内容だった。戦後のアジアへの補償に関してはとても難しいが、不十分である事はとてもよくわかった。 日本の雇用や性差別、国籍差別など、この国の政治、行政の弱さにはとても危機感を覚える。外交ばかりを重視して、国内向けの政策の弱さは日本人の気質をよく表してるような気がする。2021/10/02
へたれのけい
5
将に自分が生まれ育った時代。笑い、悔しがり、汗をかいてきた時代。客観視はできない。 アトムでなくドラえもんにしたのは小学館か。ま、それもあり。いい表紙です。2019/03/21
しびぞう
3
歴史を勉強するのであれば、この手のものは中学時代には読んでおいた方がいいと痛感した。高校生になってからでは受験勉強に追われてとても読む暇など無いと思う。2019/07/03
鐵太郎
3
この国は何を失敗したのか、この国はどうすべきだったのか、でもこうなった以上この国はこの先どうあるべきか、意見は千差万別だとは思うのですが、何らかの指針が欲しいな、と思う。平和を求めることは正しいと思う。過去において不器用な政策を取り、この国と周辺諸国を巻き込む戦争を行ったことは、正しいことではなかったかもしれない。でも、過去の人々を否定したり、ぼくらの父祖は馬鹿げたことしかできなかったんだよ、とくくられてはかなわない。この新しい日本の歴史はなかなか面白かったけど、14巻と16巻は、ちょっと失望です。残念。2009/05/02
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